Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、10月3日~10月9日の週間アクセス・ランキングを発表します!
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1JAPAN
bonobos 『23区』 70sニュー・ソウル思わせる煌びやかな都会暮らし音像化した、グルーヴィーで酒脱なポップス揃う新作
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2R&B / HIP HOP
ラヴ・エクスペリメント 『The Love Experiment』 端正な演奏によるネオ・ソウル成分多めな楽曲群が◎のNY発バンドの新作
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3JAZZ
シャバカ&ジ・アンセスターズ 『Wisdom Of Elders』 カマシ級のUKサックス奏者によるフリー&スピリチュアルな初リーダー作
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4JAPAN
yahyel 『Once / The Flare』 マウント・キンビー思わせるダビーなトラックに、ブルージーな歌声燻るタワレコ限定EP
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5R&B / HIP HOP
ダニー・ブラウン 『Atrocity Exhibition』 世界一クレイジーなMC、ケンラマら客演陣も豪華な新作
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6JAPAN
in the blue shirt 『Sensation of Blueness』 トーフのリミックスも手掛けた新星、スカイラー・スペンス好きは◎の初作
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7DANCE / ELECTRONICA
パテン 『Ψ』 エイフェックス・ツインやオウテカに続く存在として注目の気鋭、、よりビート感強めてダークなエモさ内包した新作
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8JAPAN
アラゲホンジ 『はなつおと』 日本の伝統リズム軸に、モダン・ファンクなど多彩なアプローチでスケール感獲得した新作
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9JAPAN
THE THROTTLE 『LET'S GO TO THE END』 サナバの高岩率いる5人組、ブルースやジャズのマナー踏まえたトッポい初作
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10WORLD
ヌーラ・ミント・セイマリ 『SEYMALI Arbina』 モーリタニアの女性歌手、時空感覚がネジ曲げられる酩酊必至の新作
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11JAPAN
三角関係 『交際宣言』 元ソノダバンドのピアニスト園田涼&DEPAPEPE三浦祐也&女性トランペッター山崎千裕による実力派トリオ、三角関係デビュー盤
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12R&B / HIP HOP
アッシャー 『Hard II Love』 ヤング・サグやフューチャー、気鋭のプロデューサー陣も起用して直近のモードでまとめた8作目
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13DANCE / ELECTRONICA
FFF 『In Fear』 Murder Channelレーベルを代表するFFF待望のリリース! レイヴ~ジャングル~ブレイクコア好きまで
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14JAPAN
ザ・ショッキング 『Let There Be Swing』 ナット・キング・コール、サッチモ、シナトラが愛したジャズ・ナンバー&オリジナル含む最新ミニ・アルバム
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15JAZZ
ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー 『Nearness』 2011年ヨーロッパ・ツアーからの厳選ライヴアルバム
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16JAPAN
F.P.F 『One's Comic』 奈良を拠点とする3MC+1DJ、中毒性あるトラック群と特徴的なマイク捌きがクセになるグルーヴ生む初作
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17POP / ROCK
アーク・アイリス 『Moon Saloon』 元ロウ・アンセムのジョシー率いる3人組、ドリーム・ポップに新しいジャズ感も加えた新作
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18POP / ROCK
レディーホーク 『Wild Things』 マドンナやELOなど好きなもの詰め込んだ、80sライクなエレポップ聴かせる新作
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19JAPAN
中村佳穂 『リピー塔がたつ』 高野寛、BOSE、スティーヴエトウら彼女の才能にハートを射抜かれた豪華アーティスト多数参加
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20DANCE / ELECTRONICA
マシーンドラム 『Human Energy』 トロピカルやR&Bのヴァイブ纏った姿で帰還、かつてないポップ感が眩しい新作
今週の首位に輝いたのは、bonobosの『23区』。15年ものキャリアを誇るダブ・ポップ・バンドの2年ぶりとなる新作ですが、新編成での初アルバムということもあってか、アンサンブルは実に活き活きと躍動しています。その一方で、ネオ・ソウル的なグルーヴのまろやかさは、長年に渡ってシーンをサヴァイヴしてきた手練のプレイヤーたちならでは。カジヒデキやザ・なつやすみバンドなどポップ・アルバムの傑作が続く2016年ですが、今作も無視してはいけない一枚です!
それ以外にも、今年の〈フジロック〉に出演したことで話題を呼んだ、ダブステップ以降のビートを駆使してアーバン・ソウルを奏でるyahyelの新EP、京都在住のin the blue shirtが持ち前のポップなサンプリング・センスを発揮したTREKKIE TRAXからの初フィジカル作、SANABAGUN.の高岩遼をフロントマンに、不良性たっぷりのロックンロールをかき鳴らすTHE THROTTLEの初作など、ヴァラエティー豊か&フレッシュな感性を持った邦楽勢が多くトップ10入りしました。そのなかでも、ぜひ試聴してほしいのが、祭や民謡など日本伝統のリズムとブラック・ミュージックのエッセンスを溶け合わせる7人組、アラゲホンジのニュー・アルバム『はなつおと』。横笛などのトラディショナルな音色と切れ味鋭いロック的なビートが重なるサウンドが凄まじく格好良く、その衝撃はレヴューに掲載したライヴ撮影によるミュージック・ビデオでも味わうことができますよ!