今年も開催! ラテンアメリカ映画の話題作を一挙公開
新企画“ドラマティック・リーディング”も気になる!!
毎年恒例となった秋に開催されるスペインやラテンアメリカ映画の話題作をいち早く日本に紹介してくれる“ラテンビート映画祭”も今年で13回目。世界中で制作されている、規模的にはそんなに大きなものではないかもしれないけれども、良質な映画作品がすべて日本でも公開されるわけではないさみしい現状とはいえ、ラテンビートのような映画祭が貴重な存在であり、映画好きの期待を背負った存在でもあります。レアな作品がセレクトされた今回もスペイン、アルゼンチン、メキシコ、チリ、ベネズエラといった国々のドラマ、コメディ、ドキュメンタリーの新作映画を中心に、バラエティに溢れた作品を上映します。
なんと、2016年9月に行われた第73回ヴェネツィア国際映画祭で主演のオスカル・マルティネスが男優賞を獲得したばかりの映画『名誉市民(El Ciudadano Ilustre)』(スペイン・アルゼンチン)、さらにコンペティション部門にノミネートされた『盲目のキリスト(El Cristo ciego)』の上映も決定!
他にも2015年第72回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞を受賞したベネズエラ映画『彼方から』。2016年アカデミー賞外国語映画部門のメキシコ代表に選出された、武器の密輸を生業にするメキシコ人青年と、彼に拉致されたATFエージェントの緊迫の長い旅の中で生まれた心の交流を描くティム・ロス主演『600マイルズ』。同じくキューバのハバナでドラッグクイーンとして舞台に立つ美しい青年が虐待を受けていた父親と15年ぶりに再会する…アイルランド人のパディ・ブレスナックが監督を務めアイルランド代表に選出された『VIVA』など、世界で話題の作品を数多くセレクト。2014年に亡くなった世界のギター史に名を残す伝説のフラメンコ・ギタリスト、パコ・デ・ルシアのドキュメンタリー『旅するギター~パコ・デ・ルシアの面影を探して~La guitarra vuela. Soñando a Paco de Lucia』にも注目! 生前にデザインしたギター「ラ・マエストロ」が世界中を旅し、カエターノ・ヴェローゾやトマティート、ルイス・サリナス、アレハンドロ・サンスなどがそのパコの魂が宿ったギターで彼の音楽を演奏し、想いをメロディに乗せる。美しいパコへのオマージュ。
そして今回からの新企画として“ドラマティック・リーディング”を開催。2016年『コロンビア小説文学賞』を受賞したコロンビアの作家アンドレス・フェリペ・ソラーノが自身の短編を、この映画祭のために戯曲化し、日本人俳優が朗読するという、まさに耳で味わうラテンの薫り。
この機会にしか体験できないラテン文化に触れるまたとないチャンス! いつもの日常からトリップ。異次元の刺激、想像を遥かに超えた世界が待っている!
映画『スモーク・アンド・ミラーズ El hombre de las mil caras』
監督:アルベルト・ロドリゲス
出演:エドゥアルド・フェルナンデス/カルロス・サントス/ホセ・コロナド/他
配給:ニューセレクト(2016年 スペイン スリラー)
映画『ジャクソン・ハイツ In Jackson Heights』
監督:フレデリック・ワイズマン
(2015年 アメリカ・フランス ドキュメンタリー 189分)
映画『彼方から Desde Allá』
監督:ロレンソ・ビガス
出演:アルフレド・カストロ/ルイス・シルバ/ヘリコ・モンティーリャ/他
(2015年 ベネズエラ・メキシコ ドラマ 93分)
映画『600マイルズ 600 Millas』
監督:ガブリエル・リプステイン
出演:ティム・ロス/クリスティアン・フェレール/ノエ・エルナンデス/他
(2015年 メキシコ・アメリカ サスペンス 85分)
映画『ビバ VIVA』
監督:パディ・ブレスナック
出演:エクトル・メディナ/ホルヘ・ペルゴリア/ルイス・アルベルト・ガルシア/他
2015年 キューバ・アイルランド ドラマ 100分)
http://lbff.jp/ *上映作品は他にも追加予定です。こちらでご確認ください!
◎10/7(金)~10(月・祝日)、10/14(金)~16(日)新宿バルト9(東京)
◎10/22(土)~23(日)梅田ブルク7(大阪)
◎11/12(土)~11/13(日)横浜ブルク13(神奈川)