FREEDOMMUNE 0で初披露されたSQUAREPUSHERのプロジェクトは何と、3体のロボット(78本の指でギターを弾くギタリスト、22個のドラムを叩くドラマー)に演奏させるというもの。このプロジェクトは例えばナンカロウがプレイヤー・ピアノへの作曲をひたすら続けた事や、パット・メセニーのオーケストリオンの試みなどを彷彿とさせる。圧倒的音数の1音1音はタッチが一定で無感情にも聴こえるが、人力での演奏不可能さでただ圧倒するのでなく、むしろその無感情さとエモーショナルな楽曲のバランスで誰もが未体験であろう感情を持ったロボットの音楽を描き出している。
SQUAREPUSHER X Z-MACHINES 『Music For Robots』
Warp/BEAT