「地獄の黙示録」なジャケットも最高だけど、↑の謎なアーティスト写真に思わず吹き出してしまってすみません。そんな愛すべきトピックを提供してくれているサンダーキャットが2月24日にリリースするニュー・アルバム『Drunk』は、素晴らしい予感しかしない一枚。サンダーキャット自身が〈夢のような体験だったと語る〉、マイケル・マクドナルド&ケニー・ロギンスを招いたAOR全開の逸曲“Show You The Way”に続いて、このたびスペイシーな音像でスムースに紡いだブギー・チューン“Friend Zone”が公開された。どこかで聴いたことある……と思ったら、ケンドリック・ラマー“Bitch, Don't Kill My Vibe”(2012年作『Good Kid, M.A.A.D City』収録)のフックが使用されていたりも。

日本盤の『Drunk』にはマック・ミラーとの“Hi”を加えた全24曲を収録。ブレインフィーダーのボスで盟友のフライング・ロータスが全面的に関わっているほか、お馴染みのカマシ・ワシントンに、ケンドリック・ラマー、ファレルウィズ・カリファといった面々が参加している。また、「ドラゴンボールZ」とどのように出会ったのかについて歌っているという“Tokyo”なるナンバーも収められており、どんな仕上がりになっているのか気になるところ。

THUNDERCAT Drunk Brainfeeder/BEAT(2017)

先行シングルとなった『Drunk』収録曲“Bus In These Streets”
 

さらにサンダーキャットは『Drunk』を引っ提げてのジャパン・ツアーもあり! 4月27日(木)の東京・恵比寿LIQUIDROOM公演を皮切りに、名古屋、京都、大阪でライヴを行う。アルバムにもがっつり関わっている鍵盤奏者のデニス・ハム、ドラマーのジャスティン・ブラウンを引き連れての初単独公演ということで、これを逃す手はないでしょう!

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2015年のミニ・アルバム『The Beyond/Where The Giants Roam』に収められた“Them Changes”も『Drunk』に収録