ここのところ俳優業も軌道に乗ってきたマシン・ガン・ケリー、2015年の『General Admission』以来約2年半ぶりとなるサード・アルバム。ファストボール“Out Of My Head”をリメイクした元フィフス・ハーモニーのカミラ・カベロとのコラボ“Bad Things”の大ヒットを受けての新作ということで、先行シングルにはヘイリー・スタインフェルドを迎えた“At My Best”をカット、アルバムにも序盤にジェイムス・アーサーと共演した“Go For Broke”を配置するなどシンガーとのコンビネーションが強化されてはいるが、あくまで従来からのロックスター・アティテュードに則ってのアプローチなので違和感は一切ない。ソニー・デジタル制作、ミーゴスのクエヴォとタイ・ダラー・サインが客演した“Trap Paris”も収録。