岡山で活動するシンガー・ソングライター、さとうもかが3月14日(水)にリリースするニュー・アルバム『Lukewarm』から表題曲のミュージック・ビデオを公開した。
『Lukewarm』は、2017年にリリースしたアルバム『FISH』が話題の入江陽によるプロデュース。表題曲の“Lukewarm”は、シンセサイザーのストリングスやベースが90年代のR&B風J-Popを想起させるノスタルジックなプロダクション。〈生ぬるい、微温的〉という意味の曲名に象徴される、恋愛関係をどこか冷めた視点から歌う歌詞がユニークで、〈ベイビー/恋をすると人間になっちゃうって/ママの言ってたことはほんとだね〉というフレーズが耳に残る。
MVの監督を務めたのは、ビート集『MAVDISC』をリリースした香川(瀬戸内海コネクション)のトラックメイカー/ライターの小鉄。ビデオに登場するイラストを描いたのは、アルバム・アートワークも手掛けた牧野桜。少女趣味とマチュアな女性性との合間で揺れる心象を表しているかのようなモティーフが舞う、パステル・カラーを基調としたビデオが、さとうの音楽を表現している。
MVの公開とともに、tofubeats、姫乃たま、斎藤ネコから『Lukewarm』に寄せるコメントが届いた。そちらもぜひチェックを。
宅録の音源を聴いていたはずなのに、次々と扉が開かれてどこかに連れていかれてしまう・・・。そんな風に感じさせられる素晴らしいアルバムです。シンプルな弾き語りと違い、1番2番といった繰り返しを感じない全ての曲の右肩上がりっぷりにも震えました。
tofubeats
女の子だった頃、頭の中に私だけの恋人がいて
秘密と、そうじゃないことも、全て話していた。
そのことをずっと忘れていた。
姫乃たま
さとうもかさんと出会ったのは岡山。
いっしょに行った呑み屋ではお酒も魚も野菜も岡山自給自足。
瀬戸内海のキラキラした日差しのもと育ったであろうもかさんの無添加音楽。
そこに愛聴している鶴岡龍(LUVRAW)さん添加は度肝抜かれました。
まさに味の素効果、お見事なプロデュースです。
そのうち管弦打無添加楽器の仲間たちとご一緒したいなあ、などと勝手に思っております。
素敵な岡山発の瀬戸内サウンド、発信し続けて下さいね。
斎藤ネコ