Mikiki編集部員とTOWER DOORS担当・小峯崇嗣が最近トキめいた邦楽曲をレコメンドする毎週火曜日更新の週刊連載〈Mikikiの歌謡日!〉。今回は第71回です。紹介した楽曲はSpotifyのプレイリストにもまとめているので、併せてお楽しみください。 *Mikiki編集部
【酒井優考】
ペンギンラッシュ “色彩”
9月リリースの3作目『皆空色』より。去年の『七情舞』もすでに只者じゃない感が出てたんですが、もっとアダルトになったと思います。
Chip Tanaka “Hammerhead Shark Song”
特集、個人的にも読んでておもしろかったです。あのトビー・フォックス氏が映像を手掛けた『Domingo』のリード曲。
chelmico “milk”
MC Mamikoというより鈴木真海子らしさが前面に出たしっとり系歌モノ(レイチェルのラップもあるけど)。馬鹿やったり遊びまくったりしてるのに、こういうのも出来るの、すごいぜ。
スウィープ@クリームズ# “無為日常”
〈なんか俺って定年までこんな生活続けんのかな〉とか考えたことはありませんか? 俺はあります。そんな人に。
【天野龍太郎】
Awich “Shook Shook (Prod. Chaki Zulu)”
なんとAwichがメジャー・デビュー! 開口一番、〈まさか女が来るとは〉というラインがすごすぎ、そしてかっこよすぎ。8月21日(金)にEP『Partition』をリリース。
BLYY “MAN”
ファースト・アルバム『Between man and time crYstaL poetrY is in motion.』を明日7月22日(水)にリリースするBLYY。収録曲“MAN”のMVが公開されました。怪しげで、果てしなくドープ。東京の埃っぽいストリートやアンダーグラウンドには、まだまだ可能性があるのです。
dodo “nambu”
ついに新作『normal』をリリースしたdodoの、旅立ちの歌。故郷を後にして、dodoは前へと進んでいく。
settaさんのビート
— setta (@setttttttttttta) July 15, 2020
Twitterでプチバズっていた雪駄さんのニュー・ビート。SP-404SXから繰り出される、あまりにも気持ちよすぎな1分ちょっとの桃源郷。何度もリピートしています。才能ありすぎますし、すごすぎます……!
さとうもか “Glints”
待ってました! な、さとうもかチャン待望の新曲は、思いっきり夏ソングです。なんと編曲は、あのTENDRE。〈永遠に恋してたい〉〈永遠に夏してたい〉と、これだけ歌詞がストレートだと清々しい。8月5日(水)にニュー・アルバム『GLINTS』をリリース。最近、“Lukewarm”(2018年)が歌詞への共感とともにTikTokで流行中だとか。
ずっと真夜中でいいのに。 “MILABO”
若者から絶大な支持を得ている……という、おっさん臭い紹介ですみません。〈ずとまよ〉ことずっと真夜中でいいのに。の新曲。ピアノを中心とした〈ずとまよ〉らしさと、ゴージャスなディスコ風アレンジの幸福なマリアージュ。滑らかに上下するメロディーラインの見事さに舌を巻きます。すごいな~。8月5日にリリースされるミニ・アルバム『朗らかな皮膚とて不服』から。
Gimgigam “Life (feat. Lisa)”
SoundCloudで発表されていた楽曲が、Local Visionsからの新作『Strange Night Tour』(アートワークが最高!!)に収録。さらに、ミュージック・ビデオが公開されました。以前も書いたとおり、wai wai music resortのLisaさんの透き通ったヴォーカルと、Gimgigamさんのドラマティックで(意外な)ロック・サウンドの組み合わせがすごくいい。あと、やっぱりGimgigamさんはギタリストだなと。MVを制作したのはミヤオウさん。
果樹園 “19시 어느 여름날|19時、ある夏の日”
そのミヤオウさん × ソウル出身ロンドン在住のMellow Blushさんという、Local Visionsに馴染みのある2人が〈果樹園〉(!)としてコラボレーション。その最初の楽曲がこちら。あまりにも素晴らしすぎるアンビエント・ポップで、繰り返し聴いてしまいました。これは今後の活動にめちゃくちゃ期待ですね。