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VARIOUS ARTISTS 『Batman: Arkham City』 Water Tower(2011)

コヒード&カンブリアやサージ・タンキアンら強面の知性派メタラーが揃ったこのサントラに、P!ATDも負けじと眉間に皺を寄せながらマイナー調の“Mercenary”で参戦。シンフォニック・メタル的なアレンジはキャリア中でもかなりレア! *山西

 

PANIC! AT THE DISCO 『Vices & Virtues』 Decaydance/Fueled By Ramen(2011)

ブレンドンとスペンサー(ドラムス)の2人組になり、名前に〈!〉が戻った3作目。享楽的なダンス・ビートが飛び出す序盤で原点回帰を匂わせつつ、ジプシー・ブラスをモチーフにした“Nearly Witches”など中盤以降では〈新しいことに挑戦し続けよう〉との意志を表明。 *山口

 

PANIC! AT THE DISCO 『Too Weird To Live, Too Rare To Die!』 Decaydance/Fueled By Ramen(2013)

この4作目ではツアー・ベーシストだったダロンが正式加入して曲作りにも関与。地元ラスヴェガスをテーマに全編でシンセをフィーチャーし、巨大化していくEDMポップと呼応。パンク要素を大幅にカットした初作……と表現したらわかりやすいか。 *山口

 

DILLON FRANCIS 『Money Sucks, Friends Rule』 Mad Decent/Columbia/ソニー(2014)

青春ブーティー歌ものポップ“Love In The Middle Of A Firefight”でマイクを取り、ケツ大将のアルバム・デビューに華を添えたブレンドン。P!ATDの新作にも電気ファンク系などボトムを強調した曲が登場するので、マッド・ディセント好きもぜひ! *山西

 

LIL DICKY 『Professional Rapper』 CMSN(2015)

コメディアンとしても活躍する白人ラッパーの初作。おふざけ系の曲が並ぶなか、元カノの結婚式に参列する様子を描いた切ない“Molly”でブレンドンはフックを担当し、主役を慰安。伸びやかな歌声が逆に泣ける。 *山西

 

PANIC! AT THE DISCO 『Death Of A Bachelor』 DCD2/Fueled By Ramen/ワーナー(2016)

とうとうブレンドンひとりになってしまったが、リヴァース・クオモやJR・ロテムら複数の作家と組むことでピンチを乗り越えている。ブレイクビーツを導入しながらオールドタイミーなジャズ・サウンドで新章の開幕をアピール。今回の新作の布石的な一枚として、いま一度聴き返してみてほしい。 *山口

 

VARIOUS ARISTS 『Suicide Squad: The Album Atlantic/ワーナー(2016)

本サントラにクイーン“Bohemian Rhapsody”のカヴァーを提供したP!ATD。最後の最後で初期のようにパンキッシュな表情を見せるも、そこ以外は原曲に忠実なアレンジを施し、新作でのフレディ化計画に弾みをつけています。 *山西

 

EVERY TIME I DIE 『Low Teens Epitaph(2016)

〈南部ロックmeetsメタルコア〉というETID独自のスタイルは、ブレンドンが客演した“It Remembers”でもブレることはなく。P!ATDの新作内で “Say Amen(Saturday Night)”が特に気に入ったら、こちらも要チェックです。 *山西