最先端の……というよりはポップスの世界標準に則った作風で活路を開いた3人が、充実のシングル群を上々の前振りにして放った新作。引き続き橘慶太のセルフ・プロデュースで、快作『INVISIBLE』から1年というスパンの短さも旺盛な創作欲を物語るものだろう。アンビエント路線やフューチャー・ベース意匠の安心感はさておき、モダンな音飾でNJSを輝かせた“Dirty Talk”のような自然な試みにポップな個性が光る。