一昨年のデビューEP以来、鈴木真海子のソロ作も含めて話題を広げてきたガールズ・ユニットが、憧れのRIP SLYMEも所属するunBORDEからメジャー・デビュー! TOSHIKI HAYASHIやPARKGOLF、三毛猫ホームレスらがトラックを手掛け、いい感じのユルさとスタイリッシュさのバランス感覚がとにかく素晴らしすぎ。過去作の人気曲から新曲まで、キュートでクールな魅力とパワーが詰まった、この夏マストな一枚です。

 


今ノリにノるふたりのメジャー・デビュー作。なかやまきんに君による謎の掛け声からスタートすると、彼女たちが敬愛してやまないRIP SLYME的パーティ・チューンあり(〈楽園ベイベー 6月のベイベー〉なんてフロウも飛び出してニヤリ)、U-zhaanの音階タブラが聴ける“デート”などエキゾ系やチルアウトできる曲もありで緩急つけつつ、極めつきは再収録されたキラー・チューン“Highlight”。時にしっとり、時にブルージーな歌唱も交えたMamikoのラップと、Rachelの日本語でも英語のような発音やフロウは、それぞれさらに磨きがかかった印象だ。何よりふたりが本当に仲良しなのが伝わってくるので、このままどこまでも我が道を貫き通してほしいなと思います(親か)。