多彩な才能が揃うフロリダのシーンにあって、前作『Imperial』リリース以降に一気に頭角を現してきたラッパーの約2年ぶりのアルバム。3編から成るコンセプチュアルな作品で、歌うようなフロウを聴かせるメロディアスな冒頭の展開から一転、“Sumo”以降はアグレッシヴな楽曲が続き、シャウト混じりなデンゼルのラップも強烈だ。カート・コバーンにも言及した“Clout Cobain”では現在のシーンに警鐘を鳴らしてもいる。
デンゼル・カリー 『TA13OO』 カート・コバーンにも言及、アグレッシヴな楽曲&シャウト混じりなラップが強烈
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