どんな困難も跳ね返す5人のサード・シングル!!!!!

 日本コロムビアのアイドル・レーベル、Label The Gardenから3組目のグループとして送り出されたShine Fine Movement(以下SFM)も、デビューから早1年。日本漢字能力検定協会によって〈災〉の一文字で表された2018年という年に目映い〈光〉をもたらす勢いで、元気かつエレガントなチャームを振りまいてきました!

橘咲希「8月に、名古屋で西日本豪雨災害のチャリティー・イヴェントに出させていただいたんですけど」

橘莉子「SFMの曲って人を明るく元気にする曲が多いので、被災地支援だけじゃなく、例えば老人ホームとかもっといろんなところに出向いてみたいなって思いました」

羽深芽生「私は大学でもボランティアの学習とかしていたりするので、SFMにできることがもっとありそうだなあって」

 パフォーマンスをブラッシュアップするだけでなく、夢や希望を与えるアイドルとしての意識もこの1年でぐっと高めてきた彼女たち。そんななかで届いたサード・シングル“リフレクト”も、実にSFMらしい元気溢れる楽曲で。

Shine Fine Movement リフレクト Label The Garden(2018)

朝比奈るう「どんな困難もリフレクト=反射で跳ね返していって輝いていこう!っていう曲ですね」

橘南桜「今回もホントにSFMらしいなって思います。最初にデモを聴いたときもカッコイイなって思ったんですけど、完成した音源を聴いたらもっとカッコ良くって、思わず〈あっ、好き〉って言っちゃいました(笑)」

咲希「最後のサビがとくに好きで、〈君の中にある意志だけは 少しも揺らいでいないということだろう〉っていう歌詞なんですけど、私自身が人に流されやすいタイプの人間なので、ここを歌っているとグッとくるものがあります」

 SFMらしさ1000%の表題曲に対し、カップリング“シンクロ”はジャングル・ビートさながらな昂揚感いっぱいの楽曲で、新たな一面を展開。

南桜「曲調的には〈イェーイェーハーッ!〉みたいな感じなんですけど、歌詞を見るとめちゃくちゃ切ない。〈あなたなしじゃいられないのよ〉ってところがめちゃくちゃ大好きで、ここの部分を歌うときはいつもより声を張ってます(笑)」

莉子「リリ−スが冬なのに、曲調は夏っぽい(笑)。何かお祭りデートしてるみたいな情景が浮かんでくるんです。いまの季節っぽくはないけど、逆にいつでもアツくなれるというか、ライヴでもいちばん盛り上がるんです。私たちとファンのみんながシンクロできて、これはイイなって思いました」

るう「ライヴでやってていちばん楽しいし、振りがシンプルなのでノリやすいんですけど、ご飯食べたあとに踊ると、めっちゃ横腹が痛くなります(笑)。それぐらいカロリー消費の激しい曲ですね」

 さらにType-A、Type-Bの2形態それぞれに異なるカップリング曲を収録。ひとつは、ハートフルなメロディーが往年の青春パンクを思い起こさせるロック・ベースのナンバー“星に願いを”。

咲希「曲調が切ない! 最後のサビで〈あなたの恋 叶えてほしい〉っていうところがあるんですけど、想いを寄せていた人が別の人に恋をしたので、自分は応援しよう、もう諦めた……かと思いきや、〈わたしの恋は星に願い託すように〉って諦めきれてはいないんですね。なんて健気なんだろうって」

莉子「私が監督で、この曲のPV撮影がしたい。始まりから終わりまで、もう私の頭のなかでは画ができてるんです!」

 もうひとつは、前作“ルミナス”のカップリング“Love Magic”に続いてJanne Da Arcのkiyoが作曲を手掛けたメランコリックなナンバー“雪桜”。グループで随一の歌唱力を持つ芽生がここぞとばかりに……!

芽生「この曲はアイドルっぽくというよりも、素の自分らしくというか、大人な感じで歌いました。物語に入り込んで、できる限りのかっこよさを歌で表現した感じです」

南桜「大人っぽい声を出せるのは、芽生ちゃんしかいないからね!」

 と、あらゆる〈輝き〉を放つニュー・シングルを手に、新たなシーズンも大いに期待できそうなSFM。最後に、2019年の抱負をいただきましょう!

莉子「1年目から中国、タイ、台湾でライヴができて、それがすごく楽しかったので、また行きたいですね。今度はヨーロッパとかも。あとは日本も北から南まで制覇したいですし、るうの地元(奈良)にも行きたいです。鹿に囲まれて歌いたい!」

Shine Fine Movementのシングル。