フジイケンジ(ギター)も歌う“FLOWER”の頃から伝わっていたけど、今のThe Birthdayには重鎮のロック・バンドらしい豪快さと、それでいて凝り固まらない軽快さが両方ある。ブルースもパンカビリーも自由自在で、いきなり超速の“DISKO”をブチかましたかと思えば、“THIRSTY BLUE HEAVEN”のメロディアスなベースラインでハッとさせたり。キャリアハイと推したいほどワクワクした気持ちで聴ける10作目。