2019年に活動10周年(!)を迎えたシンガー・ソングライターのマーライオンによるブログがスタートします。高校生の頃から作曲と弾き語りを始め、ライヴでは激情を吐き出していたマーライオン。近年“ボーイミーツガール”“恋人たち”“ばらアイス”といった名曲たちを生み、アーティストとしての深化を見せるようになりました。その一方でラップへの挑戦、レーベル・NIYANIYA RECORDSの運営、LINEスタンプの製作、多数のイヴェントの開催、バンド・Chirizirzuのプロデュースと、その活動の幅は誰も把握できないほどの拡大と膨張を続けており……。みずから謎を増やし続けているマーライオンに、まずは〈僕はどんなことをやっているのか?〉という自己紹介からブログを始めてもらいます。 *Mikiki編集部
はじめまして!
シンガーソングライターのマーライオンと申します。
いつも自己紹介をするたび聞き返されたり、〈えっ(名前のこと触れてもいいのかな?)〉といった表情をされます。
カタカナばかりで困惑させてしまうのかもしれません。
THE BACK HORNのコピーバンドをクビにされ、ソロミュージシャンをやろうと決意した16歳、〈マーライオン〉は生まれました。
近所に住む方々が、シンガポール出張に多く行っていたこと、小さい頃からマーライオンのチョコレートを受け取っていたこと、〈まーくん〉とあだ名で呼ばれていたことが繋がって、〈マーライオン〉という芸名になりました。
あれから10年、僕は音楽を続けています。
〈肩書きは何ですか?〉と聞かれれば、僕はシンガーソングライターです。
シンガーソングライターをやっているかと思えば、ラップもやっています。
マーライオンバンドというのもやっております。
作品数は、Demo CD-R 3枚、フルアルバム5枚、ミニアルバム1枚、ライブ盤2枚、レコード1枚を発表しています。
そのうち1枚だけ『マーtodaライtodaオォォォン!!!』というヒップホップアルバム(illicit tsuboiさんがMIXをしてくれた本気のアルバム)もあるので、〈やっていることが複数あるから何の人なのかわからない〉と言われます。
わからない=謎=怖い。そう。僕はよく怖がられてしまいます。
〈Mikikiでブログを書いて、そこをわかりやすくしてください〉とこのたび、ありがたいご依頼をいただきました。
僕はまだまだたくさんの方々に、自分がやっていることを知られたいと思っています。
ニコニコして楽しく音楽をやっていることが知られていきたいです。
最高の2019年にしようや!
しばらく前から、自主企画イベントを主軸に活動しています。
3ヶ月ごとに弾き語りやバンドの自主企画ライブを行いながらトークイベントやパーティーイベントを定期的に開催しています。
2ヶ月に1度のペースで、マセキ芸能社のお笑い芸人ガクヅケ木田くんに弾き語りを教えるトークライブ〈ガクヅケ木田の!弾き語りがしたい!〉を主催しています。
司会にはグレープカンパニー所属フランスピアノなかがわりょうくんをお呼びして、ワイワイ試行錯誤を楽しむイベントです。
木田くんに僕のギターを譲ったことから始まったドキュメントイベントです。あっという間にVol.5になりました。
〈歌うことは叫ぶことだ〉と、木田くんには弾き語りのイロハを教えています。
その模様はこちらから聴くことができます。
その他にも毎月〈p/am(パム)〉というDJ&ライブイベントを下北沢THREEで開催しています。
バンドOCHA∞ME、ラップユニットDreamcastの2組と一緒にイベントを作っています。
最近、ダウンロードコード&MP3プレイヤー付きのコンピレーションアルバムを発売しました。
僕は音楽をやりながら、イベントもやり続けたい欲があります。
どちらも敷居をとにかく下げて、誰でも楽しめるようにという意志があり、チケット代1000円で開催しています。
高校生の時からライブハウスでライブを見るようになったせいか、敷居はあるけど、ないようにつとめているイベントに心ときめくようになりました。
お酒が飲めなくても、飲めてもどっちでも良い。大きな音量で音楽を聴いたり、楽しいことをしていたいというのが僕の基本にあります。
2019年は1月に曽我部恵一さんと共同企画を開催し、大ファンであったGOMES THE HITMANの山田稔明さんとスリーマンイベントを開催しました。
3月には弾き語りのワンマンライブ、6月には横浜の洋館で東郷清丸さんとツーマンライブを開催しました。
今月7月21日(日)にはシンガポールからミュージシャンを招聘して、〈シンガポール祭りvol.2〉というイベントをやります。
シンガポール×東京で結成された新世代のロックバンドChiriziris(チリヂリズ)の記念すべき1stアルバム『Chiriziris』の発売記念イベントです。
僕がマーライオンという名前を名乗ったのも、まるでこのためにあったようなバンドに出会い、プロデューサーとして関わりながら、ギタリストとして演奏にも参加ができました。
たくさんの偶然が重なって遠距離でロックバンドがやれるというのが証明できた作品です。
とても面白い音楽になりました。
先行配信“Never the Same”を聴いていただければわかるとおり、オアシスやGirls、ペイヴメントが好きな音楽リスナーに聴いてほしい作品です。
〈シンガポール祭りvol.2〉に話を戻します。
ゲストのkauai hirótomoは、Chirizirsのライブメンバーで、ドラム担当の河合宏知くんのソロバンドです。
〈あだち麗三郎と美味しい水〉ではビブラフォン、東郷清丸さんのサポートではドラムで職人技を披露する河合くんは、抜群に清涼感ある歌声の持ち主のポップマエストロでもあります!
会場の渋谷7th FLOORには、フードメニューもあります。
転換時間に飽きないようにBGM担当として〈アジアのポップスを聴き倒す会〉の皆さんが参加してくれることになりました。
今年の〈サマーソニック〉をはじめアジアの音楽が日本で盛り上がっていると感じています。
僕は「ミュージック・マガジン」5月号にKhruangbinのライブレポートを寄稿したことなどがきっかけでアジア方面の音楽を聴くようになりました。そのなかでも〈アジアのポップスを聴き倒す会〉の皆さんは東京に住む方々の中でも屈指のアジア音楽に詳しい方々です。
環境が近い中で育ったアジアの音楽を僕は本当に面白いと思っています。
同世代が思っていること、国は違うけど同じ時代に生きているのだなと思う瞬間が、演奏を聴いているとあります。ぐっときます。
グッズ出店には、マーライオンのイベントチラシを数多く手がけてくれているイラストレーターぺ子さん。ペ子さんはシンガポール祭りのイラストもとっても可愛く仕上げてくれました。
ぺ子さんは当日、似顔絵屋さんもやってくれるそうです。ぺ子さんの人柄がそのまま表れるイラストはとても可愛くて素敵です! LINEのアイコンなどにすればいいと思います!
そして、マーライオンの作品『ボーイミーツガール』『ばらアイス』のアートワークも記憶に新しいイラストレーターoyasmurさん。最近ではLamp、クリープハイプ、藤原さくらさんとのお仕事も最高でした。
マーライオンのプロフィール写真を撮影してもらうなど、NIYANIYA RECORDSにとって欠かせない写真家ともまつりかさんの出店も決定しています。
昨年、二都市開催100名以上が来場してくれたイベントだからこそ、今年はゆったりとじっくり楽しめる内容にプロデュースしました。
ぜひ楽しんでもらえることを願っています。
会場とも話し合いをしまして、学生証提示でチケット代が1000円になります。
これを読んでくれている中学生、高校生、大学生、専門学校生の皆さんはぜひ遊びに来てください。ご予約はniyaniyarecord@gmail.comまで!
僕はバンド〈マーライオンと7人のジョニーマーたち〉として演奏します。
編成は
Vo./Gt. マーライオン
Bass 厚海義朗さん(GUIRO、cero)
Key. カタヤマミチヒロさん
Drums 石川浩輝さん
Flute 新山志保さん
Tp. 荒谷響さん
Gt. murataradioさん
の布陣で行います。
アレンジは石川さんが担当。盛り上げますので、ぜひ遊びに来てね。
最近はPodcastもはじめました。
トークライブもこれからどんどんやっていきたいと思っています。
ぜひ聴いてみてください。
自己紹介が長くなりましたが、次回はChirizirisの制作について書きたいと思います。
LIVE INFORMATION
NIYANIYA RECORDS主催〈シンガポール祭りvol.2〉
7月21日(日)東京・渋谷 7th FLOOR
開場/開演:18:30
出演:マーライオンと7人のジョニーマーたち/kauai hirótomo/Chiriziris
出店:ともまつりか/ぺ子(似顔絵屋さんあり)/oyasmur
BGM:アジアのポップスを聴き倒す会
前売り:3,000円
メール予約(7th FLOOR):nanakaiyoyaku+0721@gmail.com
※ご予約は出演者、または7th FLOORメール予約窓口にて承ります
※件名に公演名、本文にお名前(フリガナ)、予約人数をご記入ください。ご予約の確認がとれましたら返信いたします