シンガー・ソングライターのマーライオンが、3か月連続でシングルを配信リリースする。

ミニ・アルバム『ばらアイス』のリリースやバンドChirizirisのプロデュース、〈シンガポール祭り〉や各種イベントの開催とライブ活動などなど、常に多忙そうな自作自演歌手のマーライオン。彼が3か月連続でシングルを配信リリースする。

その第1弾として昨日、3月3日のひな祭りに発表したのは、弾き語り曲をバンド・サウンドにリアレンジした“ばらアイス(BAND ver.)”。同曲には、米津玄師作のFoorin“パプリカ”に参加したことも話題の厚海義朗(ベース/GUIRO、ceroなど)と、荒谷響(トランペット)がゲストとして参加している。編曲とキーボードは、マーライオンバンドのドラマーである石川浩輝が担当した。

アートワークの写真はMikikiでも活躍中のカメラマンともまつりか(carpool)、イラストは韓国のイラストレーターHizzeoniが手掛けた。

また第2弾の“息抜きしようよ”は、4月8日(水)にリリースされる。彼がシンセ・ポップに初めて挑戦した楽曲だとか(川本真琴にも同名曲があるが、関係は……?)。

そして第3弾の“キャベツの千切り”は、5月6日(水)にリリースされる。こちらにはサックスで大谷能生が参加しており、〈一発録りによって熱量が凝縮されています〉とのこと。

これらの楽曲を含め、2019年から配信リリースしてきた曲によって構成されるアルバム『マーライオンバンド』が完成するという。いずれも録音とミックスは岩田純也(トリプルタイムスタジオ)が、マスタリングはアンビエント/ドローン作家として知られるChihei Hatakeyamaが行った(かなり意外な人選!)。

さらに今回のリリースに合わせて、川本真琴篠原良彰(ラッキーオールドサン)からコメントが届けられた。

マーライオン君の音楽は、晴れてる日の午後だったり、夕方だったり、
夜は9時に寝る感じだと思う。
なんだか安心で天然な人柄が、
現代の闇社会、闇個人を
さっくりゴミ箱にぽいして永遠削除しくれるような気さえする。
マーライオンのマフラーはあったかいんだろう。
マーライオンの風呂温度はすこし高めの42度だろうか。

川本真琴

マーライオンはロマンチックな男だ。
彼にはこの街が、銀行強盗を共犯した恋人と、アフターファイブに逃げ込んだローカル・テーマパークのように映っているのかもしれない。
豪華なゲストプレイヤーの演奏で、更に色彩を深めた詩情が眩しい作品です。

ラッキーオールドサン
篠原良彰

2人とも各々の〈マーライオン論〉を語っていて、なかなかおもしろい……。

マーライオンが執筆するブログ〈マーライオンの明日もニヤニヤできるといいね〉もよろしくお願いいたします!