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夏だ! ラテンだ! レゲトンだ!……とは申しませんが『Con Calma & Mis Grandes Exitos』と一緒に楽しみたいあれこれ

KAROL G Ocean Universal Latin(2019)

ダディらとの集団チューン“China”も投下したばかりの彼女はコロンビア出身のレゲトン歌手で、デビュー時にはラテン・グラミーの最優秀新人賞にも輝いた期待株。この2作目では婚約したアヌエルAAとのトラップ“Culpables”やダミアン・マーリーとのコラボも聴きもの。

 

OZUNA Aura Dimelo VI/VP/Sony US Latin(2018)

“La Rompe Corazones”などでダディと絡んできたオズナはトラップにも柔軟に取り組む新世代の筆頭格。カーディBと絡んだVP発のヒット“La Modelo”も含むこの最新作はニッキー・ジャムやエイコンも招いてラテン・ダンスホールを披露し、全米総合7位まで上昇した。

 

NATTI NATASHA IllumiNatti Sony US Latin(2019)

ドン・オマール配下での下積みを経てダディとの“Otra Cosa”(2017年)で遅咲きのブレイクを果たし、タリアやピットブルとも絡んできたドミニカの女傑。近年のダディとの合体は未収録ながら、このメジャー初作にもレゲトンやバチャータを基調のラテン・アーバンが満載だ。

 

LUIS FONSI Vida Universal Latino(2019)

同世代のダディと共に“Despacito”を生み出したプエルトリコの大物シンガー。同曲も含むこの最新アルバムは、デミ・ロヴァートとの“Echame La Culpa”やステフロン・ドンとの“Calypso”などのヒットも交え、情熱的な現行ラテン・ポップの王道を提示している。

 

MALUMA 11:11 Sony US Latin(2019)

マドンナ『Madame X』にフィーチャーされて注目されたコロンビアの色男シンガー。この最新作では“Soltera”にマドンナを招いたほかタイ・ダラー・サインやリッキー・マーティンらも迎え、ドレイクのような歌い口も駆使しながらさらなるアーバン化に取り組んでいる。

 

BRYANT MYERS La Oscuridad La Commission/eOne(2018)

このジャケでラテン作品だと気付かれるのかどうか、バッド・バニーとのヒット“Triste”を生んだプエルトリコ出身の新進アクトによる初作。レゲトン/トラップを跨いでの振る舞いはフューチャー以降という雰囲気で、ヒップホップ好きにこそ推薦したい感じだ。

 

FARRUKO Gangalee Sony US Latin(2019)

ダディの『Prestige』に2曲で抜擢され、エル・カーテルからのリリース歴もあった〈The Most Powerful Rookie〉も現在はシーンの中心人物に成長。レゲエ寄りの作風を持ち味とし、この最新作にはアリシア・キーズも交えたペドロ・カポとの“Calma(Alicia Remix)”も収録。

 

STEVE AOKI Neon Future III Dim Mak/Ultra/ソニー(2018)

説明不要のパーティー・ロッカーによるコラボ第3集に、ダディと大物メレンゲ歌手のエルヴィス・クレスポが満を持しての参加。ヴァイタリティー溢れるラテンEDMの“Azkita”でブチ上がってみせた。プロデュースには“Con Calma”のプレイ・ン・スキルズも関与。

 

ROMEO SANTOS Utopia Sony US Latin(2019)

かの大ヒット“Obsesion”を生んだアヴェンチュラの美声シンガーで、ソロではダディとのヒット“Bella Y Sensual”も残してきたNYラテン・ポップ・シーンの大物。この最新作ではトラディショナルに揺り戻してバチャータを基盤にアヴェンチュラとの楽曲も聴かせる。