昨年の初作でアーバン・ポップの新たな担い手として名を挙げたデュオの2作目。ミニマルなビートに流麗なストリングスを効かせた“baby”がACOと砂原良徳のコラボ作群を彷彿とさせる出色の出来。SIRUPをフィーチャーした“now”などジャジーなアンサンブルで聴かせるナンバーが放つアダルトなクールネスも魅力的だ。詞世界を含めてコンサバなラヴソングとして享受できる間口の広さにポテンシャルと個性が感じ取れる。