マーク・ド・クライヴ・ロウが2010年に始めたイヴェントの名を冠した編集盤。デビュー時の西ロンドン・シーン、自身のルーツの一部である和ジャズ、そして現在の拠点であるLAジャズ界隈のテイストすべてが混在した、彼の10年代の活動の総括と言える多彩な楽曲を収録している。ミュージシャンの息遣いがエレクトリックなビートに溶け込む様は、ライヴとDJプレイが垣根なく鳴るという同イヴェントをそのまま表すのだろう。
マーク・ド・クライヴ・ロウ(Mark De Clive-Lowe)『CHURCH Sessions』 西ロンドン、和ジャズ、LA……すべてのテイストが混在したサウンド
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