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課題は音楽業界における女性の地位を上げること

フィナーレはピアノの伴奏だけで歌う“Speaking Of The End”。ひとつの時代の終焉と、新しい時代の到来を告げる曲だ。すでに試練をひとつ乗り越えたとはいえまだ23歳の彼女は、その新しい時代に多くの願いを託している。

「さっきも触れたけど、音楽業界における女性や女性プロデューサーの地位を上げること。これは自分が挑戦していきたい課題ね。それから、クリエイティヴな女性やフリーランスで仕事をしている女性たちが、メンタルヘルスの支援を受けやすい環境になればいいわよね。個人的な面では、いつも自分の限界にチャレンジして、高いレベルを目指して仕事をしたいと思っているわ」。

『Through Water』収録曲“Speaking Of The End”

最近では、3月8日の国際女性デーにロンドンで開催された大規模デモでパフォーマンスを披露したラプスリー。「多くの活動家と時間を過ごすことができて素晴らしい体験だった」と振り返るが、一人の女性としてもアーティストとしても大きな成長を遂げて表舞台に戻ってきた今、こういった場面で彼女の姿を見かける機会もどんどん増えるのだろう。

ラプスリーが英サウスポートの自宅でピアノの弾き語りパフォーマンスを披露している映像。新型コロナウイルス感染症拡大を防止するための試み〈#stayhome(家にいよう)〉のためのもの