こんにちは、TOWER DOORSスタッフです。

以前から〈TOWER DOORSは新たな試みをします〉とお伝えしていたとおり、来週4月28日(火)、ついにその内容を発表します! TOWER DOORSの新しい取り組みは、リスナーのみなさまが音楽をより幅広く楽しめむためのものになるはず。どうぞご期待ください。

それでは、今週もTOWER DOORSが注目の新人アーティストに迫る〈6つの質問〉にいきましょう。これまで〈6つの質問〉に答えてもらったアーティストの楽曲は、下の再生リストにまとめました。ぜひ活用してください。

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今回の主役は、“119”を提供してくれたShnayhon Yosoです。

Shnayhon Yoso(シュネイハン ヨソ)は、独自のスタイルと思想を貫く19歳のアーティストです。16歳から楽曲を制作しており、2年半という長い歳月をかけて完成したファースト・アルバム『elme』を新鋭レーベルのmakranより2020年3月にリリースしました。

彼の特徴は、その驚くべきリリックとフロウです。Shnayhon Yosoは詩学や日本近代文学、ドイツ古典文学から影響を受けており、それらを独自に解釈し、自身の思想や哲学、精神世界をリリックで表現します。またフロウについては、R&Bやラップ、さまざまなヴォーカル・スタイルを自由に操る独特なもの。ある曲では矢継ぎ早に言葉を継ぐラップを披露したかと思えば、ある曲ではゆったりとつぶやくようなダークなフロウを聴かせる……。それぞれの楽曲にじっくりと耳を傾けると、彼独特の〈言葉選び〉と〈言い回し〉が混ざり合い、脳内に深く刻まれていくようです。

『elme』にはRyuuta Takaki、stei、Ryuho Kotoge、YUNG RIZLAというプロデューサーが参加。曲ごとにそれぞれの持ち味を生かしつつも、アルバムの質感はインダストリアルやダーク・アンビエントを取り込んだ独自のエクスペリメンタル・ヒップホップに統一されています。

それでは、Shnayhon Yosoに〈6つの質問〉から迫っていきましょう。

 

1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「Hip Hopを含む様々の音楽で育った中、13歳のときに殊更Hip Hopを堀り始めて、友人(現在のLuanna Yoso)と各々Lyricsを書いては聞かせ合うようになりました。そんな中で、16歳のある日にRyuuta Takakiと運命的に出会い、まさにその日から本格的に音源制作を開始しました」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

「Jaden Smith」

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“119”

「トラックを聞き、一連のイメージが主観的に再構築された時に、当時の精神的課題(理想の実現困難という概算に対する絶望感をどう扱うか)と、トラックのイメージが偶然にも共鳴したので、それらを激しく接合融和させることにしました。その精神的課題に対峙して、若い自分は不本意ながら〈死〉という選択肢をも用意していましたが、それは何とか避けなければなりませんでした。そんな時に、愛する作家の一人が、物語内で主人公を殺し作家本人は生き延びるという手段をとっていることに気が付き、それを用いて生にこだわろうとし、自分なりに成功して“119”に結実しました」

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

「Luanna Yoso、特にSoundCloudにあがっているアルバムはひいきなしに自分の好む所です」

「また、makranのメンバーのうち1人、あるいは1曲以上はどストライクなものがあると思うので聞いてみてほしいです」

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

「Johnny Gothです。静かに狂気を誘います」

6. ライブやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「音楽に限らないジャンルの身軽な越境と、そこでの責任ある重厚な作品制作を意識して、その機会を捉えたいです。特に、自分が尊敬する方や、自分が素晴らしいと思ったものを作る方、また自分と、脳みその斜め上の辺りで通じ合う方などとのコラボレーションに積極的になろうと思っています」

 

今回TOWER DOORSが紹介した“119”のShnayhon Yoso自身による解説は、とても興味深い内容でした。〈「死」という選択肢をも用意していた〉と語る当時のヘヴィーな心境、そしてそこから〈生にこだわろうとした〉という思考の変遷が、この楽曲では表現されていると感じます。また、最後のコラボについての回答も楽しみですね。彼のユニークな思想や世界観をさまざまな場で表現し、さらなる広がりを見せることに期待します。

“119”を収録したアルバムのタイトル・トラック“elme”のミュージック・ビデオが公開されています。こちらもぜひチェックしてみてください。

 


RELEASE INFORMATION

TRACKLIST
1. Mais
2. elme
3. 119
4. GMT (prod. stei)
5. He’s Terry
6. Black Stuff (prod.YUNG RIZLA)
7. CHMH
8. Cry Alone
9. Childhood
10. a Mirror in a White Box
11. 朱脣 (the Deep Red Lip)
12. elme (Kishiohno Remix)