天野龍太郎「Mikiki編集部の田中と天野が海外シーンで発表された楽曲から必聴の5曲を紹介する週刊連載〈Pop Style Now〉。ナイジェリア出身の伝説的なドラマー、トニー・アレンが79歳で亡くなったというニュースが飛び込んできました……。死因は腹部大動脈瘤。最期まで現役の音楽家だったので、とても残念です。RIP」

田中亮太「18歳からドラムを叩きはじめた彼は、60年代にフェラ・クティと出会い、活動を共にしました。アフロビートはフェラ・クティと彼の2人なくしては存在しなかった音楽でしょうね。アレンのキャリアについてはPitchforkの訃報記事が簡潔にまとまっているので、おすすめです」

天野「アレンの偉大さ、そしてその喪失は筆舌に尽くしがたいです。今日はフェラの輝かしい作品群や、アレンの遺作となったヒュー・マセケラとの『Rejoice』(2018年)、ブルーノートから発表した『The Source』(2017年)などを聴いて、彼を偲びましょう」

田中「そうですね。それでは、今週のプレイリストと〈Song Of The Week〉から」