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インタビュー

m-flo『FUTURE IS WOW』豪華なゲスト陣と繰り広げる楽しい空間は過去最大にWOW!な驚きで満ち溢れている

m-flo『FUTURE IS WOW』Part 1

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感覚をそのまま曲にするモード

 EDMの比重を高めつつも、この“My Way”など表情の異なる楽曲もたっぷりと収録。ヴァリエーション豊かな音使いで聴き手を飽きさせない、彼ら一流のエンターテイメント精神は本作でも健在だ。もっとも異色のナンバーは、ラッパーのdaokoをフィーチャーした“IRONY”。儚く内省的なサウンドにオーセンティックなブレイクビーツを仕込んだこの曲が、アルバム制作のうえで大きな契機になったという。

「daokoちゃんは自分の言葉をラップの形で表現しているけど、ヒップホップ・シーンみたいなことをあまり意識せずにやっている雰囲気が良くて。そのナチュラルな感じにすごくインスパイアされたんです。こういうトラックでラップするのも自分としては久々でおもしろかった。バリバリEDMのアルバムを作ろうと考えていたのに、実は最初に出来たのがこの曲で(笑)。そのことがアルバムの幅を広げるきっかけになりましたね」。

 また、自身のタッチを模索するために初期の作品を振り返ってみたことも本作に影響しているとVERBALは語る。

「例えば“come again”はキャッチーですけど、ラップで言っていることを改めて聴いたらよくわからなかった(笑)。でもたくさんの人に受け入れられた曲なんですけどね。それって〈わけわかんなくても、カッケーからいいじゃん〉と僕らが団結していたからこそじゃないかと思い当たった。そういう発見があって、もっと感覚的に思ったことをそのまま曲にしちゃおうってモードになったんです」。

 ワールドワイドに通用する鋭利なトラックを揃えた本作は、英語詞の楽曲が多いことも特徴に挙げられるかもしれない。だがそれは海外を見据えた采配というよりも、先述のような直感的な曲作りによるもののようだ。確固たるキャリアを築いた2人が改めて自由に音を紡いだ『FUTURE IS WOW』には、かつてない風通しの良さがあり、それゆえのフレッシュネスに満ちている。

「以前はセールスとか日本語のバランスを意識していたんですけど、今回は英語で思いついたら英語で良いじゃんって。それくらい肩の力が抜けているのがちょうどいい。とにかく、いまの自分たちにとってかっこよくて気持ち良いものができたし、だからこそ聴いてほしいですね」。

 

▼『FUTURE IS WOW』に参加したゲストの関連作品

左から、SOLの2010年作『SOLAR: Tae Yang Vol. 1』(YG)、MNDRの2012年作『Feed Me Diamonds』(Ultra)、[Champagne]の2013年作『Me No Do Karate.』(RX/UKプロジェクト)、マット・キャブの2013年作『ONGAKU』(ワーナー)、daokoの2013年作『GRAVITY』(LOW HIGH WHO?) 

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▼m-floの作品

左から、2012年作『SQUARE ONE』、2013年作『NEVEN』、2013年のミックスCD『m-flo DJ MIX "ASOBON! ENKAI"』(すべてrhythm zone) 

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▼メンバーの関連作品

左から、☆Taku Takahashiのプロデュース/リミックス曲を収録したシェネルの2013年作『AISHITERU』(ユニバーサル)、JASMINEの2013年作『Complexxx』(ソニー)、MINMIの2013年のシングル“さくら〜永遠〜”(ユニバーサル)、Hey! Say! JUMPの2013年のシングル“Ride With Me”(ジェイ・ストーム)、加藤ミリヤの2014年作『LOVELAND』(ソニー)、VERBALの客演した石川マリーの2013年作『It’s me?? 〜shadow〜』(rhythm zone)、YURISAの2013年作『Love & Different』(ARTIMAGE) 

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タグ
EDM