BiSHのアユニ・Dによるプロジェクトで、昨年のフル・アルバムとツアーで一皮剥けたPEDRO。この新作は曲ごとに異なるテイストが意図されたEPで、引き続き田渕ひさ子(ギター)と毛利匠太(ドラムス)というサポート陣を従えてヒリヒリした音世界を放射する。ズバ抜けてキャッチーで人懐っこい“感傷謳歌”、プリミティヴで切っ先鋭い“WORLD IS PAIN”、衝動的に暴れる“無問題”、しみじみと愛を歌う“生活革命”、どれも抜群だ。