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デンマークのインディー・ダンス・バンド、フーメイドフーでドラムスを担当するトーマス・バーフォードは、他にもフィルー、ジャトマ、トムボーイなど多数のプロジェクトで才能を発揮してきた人物だ。そんな彼の活動は今年も活発で、まず3月に本隊の6作目『Dreams』をヨーロッパでリリース(少し遅れてタワレコにもやっと入荷中)。お世話になったコンパクトを離れ、バンドが主宰する新レーベルからの第1弾リリースとなった同作は、彼らのメランコリックな要素にスポットを当て、哀愁のヴォーカルが幽玄と漂うダンサブルなシンセ・ポップへと深化している。
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そして『Dreams』に続き、このたび本名での2作目『Love Me』も登場したばかりだ。ここではハウス/テクノ界隈でも評価の高いトーマスの持ち味が発揮され、ミニマル&ディープな4つ打ちと、彼の関連作には欠かせないニーナ・Kなど複数のゲスト・シンガーを配置しながら、ダークで味わい深いサウンドを披露し、クリエイティヴィティーの高かさを窺わせる。現在LAに拠点を移して活躍の場を広げているトーマス。当分は注視しておいたほうが良さそうだ。