Mikiki編集部員とTOWER DOORS担当・小峯崇嗣が最近トキめいた邦楽曲をレコメンドする毎週火曜日更新の週刊連載〈Mikikiの歌謡日!〉。今回は第92回です。紹介した楽曲はSpotifyのプレイリストにもまとめているので、併せてお楽しみください。 *Mikiki編集部
【酒井優考】
Paraiso “ビリヤニ”
多方面からオススメされたので聴いてみました。お腹が空きました。
吉田一郎不可触世界バンド編成(仮) “暗渠”
ライブに行きたい。
Base Ball Bear “ドライブ”
ベボベっていつまで経っても青春って感じ。
【天野龍太郎】
Official髭男dism “Universe”
「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」の主題歌にしてヒゲダン待望の新曲。ヒップホップ・ビートのグルーヴ、祝祭的なホーンズ、リズミカルなピアノの明るい響きに勇気づけられる、清々しく文句のつけようがないグッド・ソング。CDは3形態で2月24日(水)にリリース。配信リンクはこちら。
Spangle call Lilli line “epic”
2020年に結成20周年を迎え、ベスト・アルバム『SCLL』をリリースしたSpangle call Lilli lineから新曲が届けられました。不変のクールなSCLLサウンド。とはいえ、今回はthe perfect meがミックスを担当しているとのことで、フレッシュネスとエッジを感じます(特に、スプリング・リヴァーブっぽい残響音がかすかに聴こえるあたりに)。配信リンクはこちら。
LITTLE CREATURES “速報音楽(LIVE 2020)”
彼らも不変であると同時に、エッジーでもあるバンドというか。先週1月8日に5年ぶりの新作『30』をリリースしたばかりのLITTLE CREATURESが、同作収録曲“速報音楽”のライブ映像を公開。滋味深いグルーヴの“速報音楽”は、歌詞もいいんですよね。“あさやけ”のミュージック・ビデオと“あさやけ(草原編)”のビデオもぜひチェックを。なお、タワーレコード新宿店、渋谷店、タワーレコード梅田大阪マルビル店では、バンドのデビューから30年の歩みを振り返るパネル展を行っているそうなので、ぜひそちらも見ていただきたいところ(ただ、首都圏は外出しづらい状況ですが……)。
Tomggg & Wen Hsu “Journey”
Tomgggと台湾のデュオ〈好樂團 GoodBand〉のウェン・スーによるコラボレーション・ソング。スティール・パンやピアノ、ヴァイオリン、電子音が絡まり合った幻想的なアレンジは、唯一無二のTomgggの世界。そのサウンドが、伸びやかなスーの歌声や中国語の歌詞と見事なマリアージュを聴かせています。配信リンクはこちら。
Monkey in Yellow feat. 三上唯 “夜鳴き”
イラストレーター・三上唯の作品「夜をのせて」をもとに作ったという、Monkey in Yellowの異色インストゥルメンタル・ナンバー。ドリーミーでイマジネイティヴな音の遊泳。とても心地よいです。
Kotetsu Shoichiro & Taishiji “Night In ZTG”
Mikikiでいつも執筆してもらっている小鉄昇一郎と、同じ香川のプロデューサー・太史慈とのスプリットEP『Taishiji & Kotetsu』から。〈ヒップホップ・マナーで作られた郊外のハウス・ミュージック四編〉という紹介からイマジネーションが広がる、チルでダークな内省ダンス・サウンド。どの曲がどちらによるものかは明かされていませんが、前半のローファイな2曲には太史慈、後半のヌケのいいダンス・ナンバー2曲には小鉄の色を感じます。なので、この2曲目“Night In ZTG”のダビーでトリッピーなサウンドも太史慈によるものかなと(追記。と思っていたのですが、小鉄に訊いたところ、1、3曲目が太史慈で、2、4曲目が小鉄の曲だとのこと!)。『Taishiji & Kotetsu』の配信リンクはこちら。