〈Jazz Is Dead〉の巨匠コラボ第4弾はブラック・ジャズ名盤で知られるダグ・カーン。ミッドナイト・アワーが提供するビート感の強いトラック上でホーンや鍵盤が乱舞する様子は、エイドリアン・ヤングの諸作を思わせる怪しい劇画調のムードが充満している。朝靄のようなメロウ風景をオルガンが切り裂く“Down Deep”や、ゲイリー・バーツも参加したジャズ・ボッサ“Nunca Um Malandro”には往年のリスナーも聴き入るだろう。