昨年末のリミックス盤で閉幕した〈Jazz Is Dead〉シリーズが早くも第2章をスタート。今回も最初にショウケース盤が届き、その〈JID011〉には納得のロニー・リストン・スミスを筆頭に、フィル・ラネリン&ウェンデル・ハリソン、ヘンリー・フランクリン、ジーン・カーンといったブラック・ジャズ系の大御所が名を連ねる。加えて、これまでの録音にもグレッグ・ポールが参加していたカタリスト、一昨年に逝去したトニー・アレン、チカーノ・ジャズのギャレット・サラチョという並びもエイドリアン&アリならではだろう。また、早速届いたジーン・カーンとの〈JID012〉は、スピリチュアル・ジャズ~フィリー・ソウル~ガラージの幅広い文脈で名を馳せた彼女だけに、レア・グルーヴ感に止まらない快演を連発してくれる。