専任のサックス奏者も含むスウェーデンの6人組がポスト・パンクの切り札と謳われるのは、緊張感に満ちた硬質なサウンドもさることながら、表現の根底に滲むニヒリズムとシニシズムによるところが大きいんじゃないか。世界を嗤うアティテュードがあまりにも痛快な全12曲。ディスコ・ナンバーや女性シンガーとデュエットしたカントリーも交えながら最後まで飽きさせない。イギー・ポップもお気に入りらしい。