配信ライブ〈実験JIKKEN-繰⾳-〉が2021年6月25日(金)に行われる。

2020年、惜しくも逝去したトランペッターの近藤等則。彼の息⼦である近藤陽太が企画し、2021年にスタートした配信ライブ・プロジェクトが〈実験JIKKEN〉だ。〈実験JIKKEN〉には、新たな表現を追求する実験の場にしていきたい、という願いが込められているという。

〈実験JIKKEN〉では、近藤が遺した⾳源を出演者に提供、彼が30年以上使⽤していたスタジオ〈近藤⾳体研究所〉を会場にセッションが⾏なわれる。過去に、中村達也(ドラムス)、中尾憲太郎(ベース)、守家巧(ベース)、⼭⽊秀夫(ドラムス)、SUGIZO(ギター/ヴァイオリン)という錚々たるミュージシャンが同プロジェクトに出演した。

6月25日に出演するのは、ドラマー/トラックメイカーの⼤井⼀彌(DATS/yahyel)、ermhoi(Black Boboi/millennium parade)、荘⼦it(Dos Monos)、そしてサウンド・エンジニアの葛⻄敏彦。彼らが、近藤⾳体研究所から配信ライブを⾏う。近藤と縁もゆかりもなかったアーティストが出演するのは今回が初。

今回、近藤の未公開⾳源を⼤井がサンプリングしてトラックを制作。そのトラックに、ermhoiがヴォーカルで、荘⼦itがラップでセッションをする内容になっている。葛⻄は、リアルタイムでの⾳作りに徹するそうだ。

⼤井からのコメントは次のとおり。

いつものように膨⼤なサンプル⾳源を⼿に⼊れたが、 いつもと違うのは、そのサンプルの出処がハッキリし過ぎている事だった。これほどまでにオーソライズされた情報を扱えること⾃体、今時珍しいことだと思う。
“トランペットのサンプル⾳源”と、“近藤等則さんの⽣前の⽣演奏”という⼆つの側⾯を持った⾳をもとに、記録された⾳の扱われ⽅の本質、ひいては⽣と死の在り⽅を暴くことを⽬的とする。
そこで、声と⾔葉で⽣きる⼆⼈のミュージシャン、ermhoiと荘⼦itに共演を。そのミックスとサウンドシステムは葛⻄敏彦さんの⼒をお借りして、⼆つの状態を⾏き来する⾳楽制作をすることにした。

注目の配信ライブ〈実験JIKKEN-繰⾳-〉。お観逃しなきよう。

 


LIVE INFORMATION
実験JIKKEN-繰⾳-
2021年6⽉25(⾦)
開演:21:00(JST)
出演:⼤井⼀彌(ドラムス/トラックメイキング)/ermhoi(ヴォーカル)/荘⼦it(ラップ)/葛⻄敏彦(サウンド・エンジニアリング)/近藤等則(エレクトリック・トランペット)
配信チケット料⾦:1,650円(税込)
アーカイヴ:チケット付随/別途購⼊可
配信プラットフォーム(MUSER):https://muser.link/__b/
過去の〈実験JIKKEN〉プロジェクト:
https://www.toshinorikondo.com/category/%e5%ae%9f%e9%a8%93jikken