私たちの日常の風景をすっかり変えてしまった、コロナ禍。それはまた、私たちの音楽の聴き方にも少なからず影響を及ぼしたと思います。以前好きだった音楽を受け付けなくなったり、あるいはそれまでスルーしていたような音楽に突如として心を奪われたり……。

そこでMikikiでは、ミュージシャンやレーベル関係者、レコード・ショップ関係者、ライブハウス関係者など音楽に関わって仕事をする人々に〈コロナ禍以降、愛聴している1曲〉を訊ねる新連載をスタート。その回答は一人ひとりのいまの心情を映し出すと同時に、災いに見舞われた人々に対して音楽がどのような意味を持つのか、そのヒントにもなるのではないでしょうか。 *Mikiki編集部

★連載〈アーティストと音楽関係者が選ぶ「コロナ時代の1曲」〉の記事一覧はこちら


 

THE GO! TEAM

2000年頃、英ブライトンでイアン・パートンのソロ・プロジェクトとしてスタートし、2004年にデビュー・アルバム『Thunder, Lightning, Strike』をリリース。アルバムはマーキュリー・プライズにもノミネートされ人気を獲得。その後はゴー!チームとしてコンスタントにアルバムをリリースする一方で、メンバー各々のソロ活動も活発に行われるようになっていく。そして2021年7月、ゴー!チームは最新アルバム『Get Up Sequences Part One』をリリース。

 

コロナ禍以降、特に愛聴している1曲は何ですか?

Ananda Shankar “Dancing Drums”(75年作『Ananda Shankar and His Music』収録)

パンデミック以降よく聴いている曲はたくさんあるけど、アナンダ・シャンカールの“Dancing Drums”を特に聴いているかな。75年にリリースされたんだけど、とても革新的だよね。素晴らしいブレイクビーツだし、サイケデリックだし、ボリウッドだし、テクニカラーだし。僕はボリウッドが銀河の間と接する感じが好きなんだ、世界を一つにしてる感じがあってね。

 


RELEASE INFORMATION

THE GO! TEAM 『Get Up Sequences Part One』 Memphis Industries/BIG NOTHING(2021)

リリース日:2021年7月2日

■国内盤CD
価格:2,640円(税込)
品番:OTCD-6838

■輸入盤CD
価格:2,690円(税込)
品番:MI0684CD

■輸入盤LP
価格:3,290円(税込)
品番:MI0684LP

■輸入盤LP(Torquoise Vinyl)
価格:4,190円(税込)
品番:LPMI0684LE

■輸入盤カセット・テープ
価格:2,090円(税込)
品番:5056340102893

TRACKLIST
1. Let the Seasons Work
2. Cookie Scene
3. A Memo for Maceo
4. We Do it but Never Know Why
5. Freedom Now
6. Pow
7. I Loved You Better
8. A Bee Without Its Sting
9. Tame the Great Plains
10. World Remember Me Now
11. Headache in My Heart ※国内盤CDボーナス・トラック
12. Look Outside (A New Year's Coming) ※国内盤CDボーナス・トラック