約5年ぶりという最長スパンで届いた9枚目のアルバムは、基本2、3分台の性急なナンバーで一気呵成に畳み掛ける。とにかく、溜め込んでいた感情を全放出した荒ぶるテンションは凄まじい限りだ。サザン・ロック、ハードコア、ロックンロールを濃縮した土臭いヘヴィー・グルーヴに身体ごと飲み込まれてしまう。ミッドテンポの“Thing With Feathers”を中盤に挿み、後半もノンストップで突き進む激情盤である。