イタリアのヴォーカル・トリオ〈イル・ヴォーロ〉。母国イタリアの偉大な作曲家エンニオ・モリコーネに捧げたカヴァー・アルバムが登場。名曲はもちろん、それだけではない、同郷だからこその選曲が見逃せない。たおやかな歌声、心地よく歌声が絡み合い、壮大に歌い上げている。名曲“デボラのテーマ”や“ネッラ・ファンタジア”では、美しいメロディを繊細で感動的に。ボサノヴァのようなポップな“ある夕食のテーブル”に、モリコーネがイタリアの国民的歌手ミーナに書き下ろした“セ・テレフォナード”は懐かしい雰囲気たっぷり。爽やかでオススメ。