
これまでへの感謝と決別、新しい道に進む決心を刻んだ“ありがとうさよなら”
――6曲目“ありがとうさよなら”はポップスですね。これまでの自分を吹っ切り、身軽になって歩き出そうという。
XinU「松下さんから曲が来たときに、仮題で“さよならジャズマン”と書いてあったんです。どうしてそのタイトルなのかという話はしていないんですけど、その頃の私はまだジャズを歌うこともしていて、だけど〈今の私はジャズじゃなくて日本語のオリジナルの曲を歌いたいんだ〉という気持ちにも気づいていた。そんなときに〈さよならジャズマン〉と付けられたこの曲が来て、こういう曲を歌いたいとも思ったので、これまでの経験にありがとうとサヨナラを言って新しい道に進もうと、そう決心できたんです」
――今後は、ジャズは?
XinU「ジャズテイストの曲を歌うことはあっても、スタンタードをそのまま歌うことは、しばらくはないと思います。あくまでも日本語と、自分のなかからでてきた言葉に拘って歌っていきたいので」
――このEP、聴く人にとってこんな作品になればいいなという思いはありますか?
XinU「何かに迷っている人、何かに挑戦したいけど一歩を踏み出せずにいる人。そういう人の背中を少しでも押すことができたらいいなと思いますね」
――〈頑張れ!〉って強く背中を押すというよりは、迷ったり葛藤したりしている人の心に寄り添っていてくれる、そういう作品でもある気がします。
XinU「はい。そうなったら嬉しいです」
RELEASE INFORMATION

リリース日:2022年4月6日
配信リンク:https://virginmusic.lnk.to/XinU_01
TRACKLIST
1. オモイオモワレ
2. ココカラ
3. 鼓動
4. 目眩
5. ただそれだけ
6. ありがとうさよなら
LIVE INFORMATION
XinU #01 Release LIVE - My name is XinU
2022年5月13日(金)東京・代官山 SPACE ODD
開場/開演:18:30/19:30
出演:XinU(ボーカル)/庄司陽太(ギター)/山本連(ベース)/大津惇(ドラムス)/武藤勇樹(ピアノ)
前売り:4,000円(ドリンク代別)
チケット販売(Live Pocket):https://t.livepocket.jp/e/xinu01releaselive
主催:Co.lity Music
制作:グッドタイムズ・グッドヴァイブズ
PROFILE: XinU

ミュージックコレクティブ、XinU(シンユウ) 。あなた〈U〉にクロス〈X〉するをキーワードに、今Tokyoで鳴っているサウンドと、自然体でありながらも芯をついた日本語詞で〈今〉を切り取っていく。R&B、ジャズ、ヒップホップ、フォークロアを飲み込む新たなサウンドをNeo Tokyo Cross Over Rock Jazz Damn!!と称して、ボーダレスに音楽の未来を切り開いていく。2021年10月、“ココカラ”でデビュー。透明感がありながらもスモーキーなそのボイスに注目が集まっている。
PROFILE: 松下昇平(M-Swift)

国境を越えたジーニアス、松下昇平を中心とする音楽プロジェクト。ハウス/ジャズ/クロスオーバー界の実力派プロデューサー/DJ。2007年に伊イルマと契約、リリースしたアルバム『Morning Light』がワールドワイドにフロアヒット。その後、セカンドアルバム『Evening Sun』でメジャーデビュー。2011年、アパレルブランドのnano・universeとコラボレーションしたアルバム『Sunshine of Love』はiTunesのダンスチャートとWASABEATの総合チャートで1位を獲得。UKのマーカス・ベッグとコラボアルバムをリリースするなど海外アーティストからの信頼も厚く、シーンのトッププロデューサーとして確固たる地位を確立している。2009年にはジャズプロジェクト〈24-Carat〉としてアルバム『Blue in Black』をリリース。シングル“Cafe Bahia”は仏ジャズミンからリリースされ、ヨーロッパで著名DJのプレイリストを賑わせた。一方、青山テルマのプロデュースや佐藤竹善のリミックス、May’nやシャリースの楽曲のアレンジ、松本ゆりふぁ『Blue』のプロデュースも手掛け、声優の畠中祐やサックスプレイヤー・小林香織の楽曲プロデュースなどでストリングス/ブラスアレンジまでをもこなすオールマイティーな才能を発揮している。映像音楽の分野でも多数のTV番組、CMへの楽曲提供、映画「スマグラー」「ワーキングホリデー」、ドラマ「だんらん」「でたらめヒーロー」などの劇伴、ABEMA TV、NHK、TBSなどの番組の音楽を担当。2016年にはNHKで放送されたリオ・オリンピックのサウンドロゴを手掛けた。また、2017年公開のディズニー映画「美女と野獣」ではプレミアム吹き替えオールスターズによる“Be our guest”のジャズアカペラアレンジを担当した。NHK BS1「ワールドスポーツMLB」では番組テーマソングを担当。また、NHK「ミラクルボディー」などドキュメンタリー番組の音楽や2019年公開の映画「3人の信長」の音楽を担当した。2018年には7年ぶりのアルバム『Moving with The Changes』を発表。Folks Cinematic Jazz Ensembleとしても活動し、常にクォリティーの高い音楽を発信し続けている。