晩年のインナーゾーンと探求の狭間。名盤『ワード・オブ・マウス』(1981年)後、翌年の1982年モントリオール・ジャズ・フェスティヴァル出演時の音源。盟友ピーター・アースキン(ドラムス)、ボブ・ミンツァー(サックス)、ランディ・ブレッカー(トランペット)、名盤『ジャコ・パストリアスの肖像』にも参加していたドン・アライアス(パーカッション)とオセロ・モリノー(ドラムス)の最強ラインナップ。この時期の音源は、過去にも幾多の仕様で流通&再販を繰り返す事実が本作を未発表音源という側面だけでは語れぬ必要音源であることが明確だ。最期へのカウントダウンではない探求のカウントアップ。