2014年夏、一周忌を迎えた上方落語の大看板、笑福亭松喬師匠が最後に残した渾身の落語を集めた映像作品。松喬十六夜と題し2012年10月からスタートした落語会の第一夜から第三夜より、「壺算」「住吉駕籠」「初天神」「一人酒盛り」「寄合酒」「貧乏花見」を収録。末期のガンと闘いながらの高座とは思えない、力強く笑いの絶えない落語の数々。まさに渾身の芸とはこのこと。さらに、病気になってからも意欲的にネタ下ろしに挑戦。その四席「お座参り」「お文さん」「網船」「住吉詣り」も必見必聴。落語の道を極めるべく生きたひとりの芸人が最後に到達した至芸。その生き様に思わず涙。

2014年7月27日に開催された〈松喬十六夜 第八夜 追福 笑福亭松喬一周忌〉の告知映像