チャーリーXCXともコラボレーションを果たすなど、世界的人気を得たフランスのシンガー・ソングライターの3作目。シンコペーションを多用したベース、ほんのり冷ややかな質感を帯びたシンセが映える耽美的サウンドには、『Low』期のデヴィッド・ボウイやコクトー・ツインズが脳裏に浮かぶ。繊細かつダイナミックなヴォーカルも悪くない。これまでの作品よりも洗練された音作りが目立つ深化作だ。