
人のドロドロした部分
――カップリングの“ファイティングブレイン”はちょっと“エクスターミネーター”っぽい系統のカッコイイ曲ですね。
プー・ルイ「確かに。けっこう前からあった曲なんですけど、こういう好みの曲をシングルに入れられて嬉しいです。いま私のイチオシなんで」
SHELLME「久しぶりにカッコイイ振り切ってる系なんで私も好きです」
CHIYO-P「人のドロドロした部分みたいなのが出てるのが凄い好きです。自分の中のねちっこい部分というか、人間の邪悪な部分を感じるし、歌い方もそういう感じで歌ってます」
プー・ルイ「歌い方でいうと、ちょうど私が喉の調子が良くなくて、声が掠れてた時期にレコーディングしたんですけど、そこも味になったらいいなと思ってわざと引っ掛けたりとかして歌いました」
KINCHAN「最後の〈もう分からねえ もう分からねえ なるようにしかならねえ〉のところの歌詞が凄い好きで。PIGGSの曲では“フューチャー・スターダスト”とか“小さな叫び”とか自分で聴いてて背中を押してくれるような曲があるんですけど、この“ファイティングブレイン”は背中をバシッて叩かれるようなイメージです」
プー・ルイ「KINCHANが歌い出しじゃん」
KINCHAN「確かに、既存曲以外で歌い出しを担当するのは初めてかも」
プー・ルイ「Ryanも刺激的な挑戦をするなって思ったもん、良い意味で(笑)」
KINCHAN「絶対に悪い意味じゃん(笑)」
プー・ルイ「いやいや、ちゃんと歌えてるよ」
KINCHAN「良かった。でも、ダンスめっちゃカッコイイんですけど私はまだ苦戦中です」
プー・ルイ「サキちゃんもいるDropShitQaosのUFOさんが振りを付けてくださったんですけど。サキちゃんに3曲渡した時に〈この曲の振付けはUFOさんがいいと思うんだけど、どうかな?〉って言われて」
SHELLME「ピッタリだよね。めっちゃカッコイイ」
プー・ルイ「いつも2日ぐらいで振入れするんですけど、UFOさんには〈振り固めに時間をかけたいから3日ください〉って事前に言われて。それでエンドレスに〈はい、いくよ!〉〈あとラスト何回!〉っていう感じで厳しく振入れしていただいて(笑)」
CHIYO-P「しごき倒された」
BAN-BAN「スパルタ(笑)」
SHELLME「軍隊みたいだった」
プー・ルイ「〈踊れるかな?〉って思ったんですけど(笑)。踊ったらめっちゃ楽しくて」
KINCHAN「SHELLMEとBAN-BANの喧嘩するシーンがリアルでおもしろいよね」
――後半の掛け合うところですね。
SHELLME「私がBAN-BANを踏ん付けるんですよ(笑)」
BAN-BAN「楽しいです」
SHELLME「踏まれる側なのに?」
BAN-BAN「うん。やり合うのが楽しい」
プー・ルイ「UFOさんもめっちゃゲラゲラ笑いながら振付けてたもんね」
BAN-BAN「〈いいね、かわいそう〉って」
プー・ルイ「ライヴのほうが自由にやれるから楽しいし、いまライヴやってていちばん楽しい曲かも」