シカゴの気鋭による約4年ぶりの新作。トニ・モリソンの言葉に触発された私的な内容で、繊細かつ凛とした声で歌われる楽曲は、サバを迎えた軽快なダンサー、ピーター・コットンテイルとのスロウ、フォーク風のバラードなど多彩だが、スキットを交えつつひとつのストーリーとして聴かせる。制作はマクレニーが中心で、ネイオも関与したニューウェイヴ風ディスコも快調だ。