2023年10月からスタートしたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」。“東京ブギウギ”など数多くのヒット曲で知られる笠置シヅ子をモデルにした物語はもちろん、ヒロインの福来スズ子を演じる趣里による圧巻のパフォーマンスなどが大きな話題を集めています。
そこで、今回は「ブギウギ」の関連作品の数々を紹介。該当作品のTOWER RECORDS ONLINEの商品ページのリンクなどもあわせて掲載していますので、ぜひお役立てください。なお、TOWER RECORDS ONLINEでの取り扱いが終了している場合もございますので、ご了承ください。タワーレコード店頭での取り扱いは各店舗にお問い合わせください。
ドラマの放送が開始する前から、笠置シヅ子をモデルにした物語が描かれるということで、朝ドラファンだけでなく戦前~戦後歌謡をはじめとする音楽好きからの期待値も高かった「ブギウギ」。主題歌“ハッピー☆ブギ”を歌うのが、EGO-WRAPPIN’のボーカリストである中納良恵やシンガーソングライターとして活躍するさかいゆう、ドラマのヒロインを演じる趣里の3人ということに加えて、劇中の音楽を担当する服部隆之が作詞、作曲、編曲を手掛けるという〈磐石の布陣〉ぶり。「ひょっこりひょうたん島」などを彷彿とさせるパペットがカラフルな世界観を作り上げるオープニング映像とともに、同曲が日本の朝を楽しく彩っている。
なお、昨年リリースされた“ハッピー☆ブギ”の配信、シングルCD、7inchアナログ盤のカップリングには、ドラマの第1話でいきなり登場した趣里演じる福来スズ子による“東京ブギウギ”が収められている。
また、昨年12月には劇中でスズ子が歌唱したナンバーの数々を収録したアルバム『福来スズ子傑作集』が到着。前述の“東京ブギウギ”や〈バドジズ デジドダー〉一発でノックアウト必至の“ラッパと娘”、スズ子が弟である六郎の戦死の報を受けて涙ながらに歌った“大空の弟”などが並んだ一枚で、趣里のボーカルを堪能したいならこちらがおすすめ。

キャストによる歌唱ならば、淡谷のり子をモデルにした茨田りつ子を演じる菊地凛子が歌う“別れのブルース”も「ブギウギ」を語る上では外せない重要なナンバーだ。白眉は、戦時中に鹿児島での特攻隊員たちを前にした慰問公演にて彼らの希望により“別れのブルース”を披露するシーン。日の丸と旭日旗が掲げられたステージで歌い切ったりつ子が、舞台裏で崩れ落ちてしまう姿はあまりにも切なく辛いものとして視聴者の涙を誘った。
1月24日(水)には、“別れのブルース”と“雨のブルース”を収めたシングルCDがリリースされるが、当時のデザインに寄せたジャケットも芸が細かくて思わずニヤリとしてしまう。

2024年に入ってからは、〈日本の喜劇王〉とも称されたエノケンこと榎本健一をモデルにした、生瀬勝久演じる棚橋健二(通称:タナケン)が登場したが、劇中には実名で出てきたキャラクターも。上海で活動する中国人の歌手で昭和初期に絶大な人気を博した李香蘭は、ミュージカルを中心に活躍する昆夏美が好演、“夜来香”での美声が大きな話題を集めた。
日本名である〈山口淑子〉としても知られる李香蘭は、昭和13年に日本人ながら中国人の女優としてデビュー。激動の昭和史を象徴する彼女の人生の一部は、NHK総合のドキュメンタリー番組「映像の世紀 バタフライエフェクト」の〈満州帝国 実験国家の夢と幻〉回でも取り上げられており、「ブギウギ」を観て興味を持ったという方はNHKオンデマンドで観ることができるので、ぜひチェックを。
また、2018年には“夜来香”や“蘇州夜曲”などを収めたアルバム『李香蘭(山口淑子)全曲集 蘇州夜曲』がリリースされており、音楽面での彼女の魅力について知りたいという人は、こちらを。
ほかにも、服部隆之によるゴージャスなサウンドが素晴らしい劇伴集『連続テレビ小説「ブギウギ」オリジナル・サウンドトラックVol.1』は必聴。待望の第2弾『連続テレビ小説「ブギウギ」オリジナル・サウンドトラックVol.2』のリリース日も、2月21日(水)に決定し、こちらには“ラッパと娘”と“ハッピー☆ブギ”のインストバージョンが収録されるとのこと。


さらに、ドラマの放送に合わせるように数多くのCDが登場している。笠置シヅ子のブギ曲を網羅した『笠置シヅ子の世界 ~東京ブギウギ~』や、服部良一(劇中では草彅剛が演じる羽鳥善一のモデル)が手掛けた時代を超えて愛される名曲を収めた『服部良一の世界 ~青い山脈~』、昭和10~20年代のヒット曲を中心に集めたコンピレーションアルバム『ブギウギの時代 ベスト』あたりは、質、ボリューム共に大満足の仕上がり。
ちなみに、服部良一に関しては、石丸幹二、井上芳雄、小西康陽 feat. 甲田益也子、スチャダラパー、曽我部恵一と井の頭レンジャーズ、T字路s、望海風斗、真心ブラザーズ、矢井田瞳が参加したトリビュートアルバムも2月21日にリリースされる。こちらも期待大の作品だ。
異色なところでは、収録曲すべてが“東京ブギウギ”という『東京ブギウギ100%』が興味深い。笠置シヅ子によるオリジナル版はもちろん、雪村いづみや都はるみ、八代亜紀、美空ひばりらによる“東京ブギウギ”が立て続けに登場、各曲の聴き比べが楽しい一枚だ。
CDのほかにも、笠置シヅ子に関連した書籍も刊行ラッシュ状態。ドラマの原案本であるノンフィクション作家、砂古口早苗による評伝「ブギの女王・笠置シヅ子 心ズキズキワクワクああしんど」や、笠置自身が唯一残した自伝「笠置シヅ子自伝 歌う自画像 私のブギウギ伝記」、一人娘の亀井ヱイ子が監修を務め、貴重な私的写真もちりばめられた「笠置シヅ子 その言葉と人生」などに加えて、服部良一の音楽人生を描いたノンフィクション「上海ブギウギ1945 服部良一の冒険」や、淡谷のり子のエッセイ集「生まれ変わったらパリジェンヌになりたい」も発売済み。
なお、DVD/Blu-rayボックス「連続テレビ小説 ブギウギ 完全版」は、第1弾が3月22日(金)、第2弾が5月24日(金)、第3弾が7月26日(金)にリリース予定。配信に頼らずアーカイブを希望する人は、高額商材ではあるが手元に置いておきたい。



キャスト陣の出演作品については枚挙に暇がないが、主演の趣里は現在公開中の塚本晋也監督最新作「ほかげ」での演技が、各方面から大絶賛で迎えられている。近年では、BOSE(スチャダラパー)が出演した「ボーズの〇〇タイム」や星野源とのコラボレーションでも知られる映像作家、山岸聖太がメガホンを取った2022年公開作「もっと超越した所へ。」をチェック。前田敦子や菊池風磨、 伊藤万理華ら同世代の俳優たちが名を連ね、演劇界の最先端をひた走る劇作家の根本宗子による伝説の舞台を映像化している。














