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音楽界におけるチャリティやドネーション

ここまでは曲を中心に紹介してきたが、チャリティやドネーションのための音楽界の動きもいくつか取りあげておこう。

アイルランドのフォンテインズD.C.と、UKのマッシヴ・アタック、ヤング・ファーザーズの3組がタッグを組んだチャリティシングル“ceasefire”が、Bandcampで予約販売されている。12インチシングルはすでに売り切れているが、こちらは国境なき医師団を支援するためのもの。

チャリティコンピレーションアルバムは多数制作されているものの、残念ながらここでは紹介しきれないので、PitchforkDJ Magといったメディアのまとめ記事を参照してほしい。

日本では、62組ものアーティストが参加した『From Tokyo to Palestine: A Compilation of Music and Poetry』というコンピレーションが編まれた。このアルバムは、ガッサン・アブ・シッタ子ども基金への募金を目的にしている。

坂本美雨は、ガザの子どもたちを支援をするためのオークション〈Watermelon Seeds Fundraiser〉を立ち上げた。浦沢直樹、UA、加藤登紀子、小泉今日子、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、コムアイ、小室哲哉、坂本龍一のマネージメント、さだまさし、志磨遼平(ドレスコーズ)、満島ひかり、持田香織、森山直太朗、三宅唱、川内倫子、平野太呂など、多数の著名なミュージシャンやクリエイターが賛同・参加。こちらは、Yahoo!オークションで開催される予定だ。

パレスチナを支援するライブやイベントは、国内でもたびたび開催されてきた。LIVEHAUSでは2022年から6回開催されているドネーションイベント〈Humanity〉があり、今年2月の〈Humanity #6〉にはmei eharaやDYGLのNobuki Akiyamaらが出演している。これから開催されるものでは、たとえば、THEティバが8月18日(日)に下北沢のTHREEとBASEMENTBARでおこなう〈what we need〉。ゆうらん船(3人編成)、むらかみなぎさが出演し、当日の利益は国連パレスチナ難民救済事業機関を通じて寄付される、というイベントだ。ライブとイベントについても多数あるので、それぞれが情報収集してほしい。

このように、パレスチナ・イスラエル戦争とガザの危機に対する音楽界の動きは、大きなうねりになり、無視できないものになってきている。曽我部が歌った〈見て見ぬふりの大勢〉ではいられなくなってきているからこそ、今回、このような記事にまとめてみた次第だ。ほかにもこんな試みがある、というようなものがあれば、SNSなどでぜひ教えてもらえたら幸いだ。