サージ・ピッツォーノをフロントに据えた新体制での2作目にして通算8作目。これは新境地ではないだろうか。クリーン・バンディットやイヤーズ&イヤーズなどで腕を揮うマーク・ラルフを共同プロデュースに迎えた制作体制からも狙いは窺えるが、ブライトで享楽的なダンス・ポップをノリノリで鳴らしている。ボブ・サンクラー“Love Generation”を思わせるラテン・ハウス調の“Darkest Lullaby”、テーム・インパラのお株を奪うサイケ・ディスコ“Coming Back To Me Good”、シンガロング必至のポスト・パンク“Italian Horror”などからは多幸感がだだ漏れしていて……とにかく明るい!