小澤征爾と武満徹が電撃的に出会い、その後“ノヴェンバー・ステップス”等へと繋がる伏線ともなった1966年の伝説的な現代音楽祭〈オーケストラル・スペース〉のライヴ音源が遂に高音質化! 当時のビクターによる日生劇場でのライヴ収録は鮮明なステレオ録音で残されており、今でも十分優秀録音として評価される音質。小澤や若杉、高橋悠治他の若手演奏家達の熱気溢れる各演奏は、60年以上経った現在でも十分に愛好家の心に響く。1968年のライヴも含め、アルバム3枚分を2枚組のSACDハイブリッド盤に収録された本作は、日本における歴史的演奏会の重要な記録のひとつと言えるのではないだろうか。