ダブリンの5人組によるレーベル移籍を経ての4作目。初顔合わせのジェイムズ・フォードがプロデュースを担い、空間的な音作りがシネマティックな肌触りをもたらしている。通奏低音となっているのは、シャイガールやセガ・ボデガら新世代の電子音楽家たちの作品にも通じる、奇妙な夢に迷い込んでしまったかのようなトリップ感。このロマンスの結末は幸福かそれとも……。