椎名さんのお耳に届くなら一層頑張りたい
――『DEAD』がリリースされた日に椎名林檎さんの『放生会』のリリースもあって。“ちりぬるを”での椎名さんとの共演も何か中嶋さんのソロ作に影響がありましたか?
「どうですかね……? もう、もともと影響を受けてましたから(笑)。
実際に人生の中で椎名さんと関われるとは一切思ってなかったし、対面するとも思ってなかったんですけど、『LOVE』を作った時は褒めてもらいたいなって気持ちがちょっとありましたね。もしお耳に届くことがあれば〈すごいの作ったじゃん!〉って思われたかった。『DEAD』の時はそんな風に思ってなかったんですけど。椎名さんとコラボすることは決まってたけど、椎名さんに自分の作品を聴いてもらえる立場まで行けるってことまでは想像ができてなかったので。
なので、もしかしたら椎名さんのお耳に届いちゃうなって思ったら、より一層頑張りたい気持ちにはなりましたね。それがスパイスになったというか」
――“ちりぬるを”はメロディと歌詞の関係がすごく特徴的だし、難しい曲だったのでは?
「うん。一緒にやらせていただいて、やっぱり椎名さんの歌詞へのこだわりはもう本当に凄いなって改めて感じました。私はどっちかっていうとフィーリングで歌詞を書いちゃうので、練る時間がほとんどなくて。でも椎名さんはすごい考えてるんだろうなって思いました。それが音楽や言葉に対して誠実な姿勢だと感じましたね」
――そしてなんと好芻の新曲としてアニメ「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」のエンディングテーマ“途切れないで”もリリースされているという。こちらも活発な状況ですね。
「そうですね。ただアニメのタイアップということで、1年前ぐらいから決まってたので、直前で忙しくなったわけではなかったんです。ただカップリングがなかったので、“深海の中”っていう曲をさらっと書き下ろして。“深海の中”は1〜2日で作った割にはいい曲になったので気に入ってますね」
――バンドもユニットも忙しいと思うのですが、ソロのライブはやらないんですか?
「やりたいです(即答)! 誰に言ったらいいですかね(笑)?」
――やるとなると、制作したチームがいっぱいあるから悩ましいかも。
「そうなんですよね。今回の『LOVE』のチームや憲太郎さん、さとしさんとのバンドともやれたらいいなとも思うし、前作のバンドも豪華だったので。でも楽曲がバラバラ過ぎて、誰をレギュラーメンバーにしたらいいのか……(笑)。贅沢な悩みを抱えてますね」
RELEASE INFORMATION
リリース日:2024年9月25日(水)
品番:IQSU-1931
タワレコ オリジナル特典:アクキー
価格:2,200円(税込)
配信リンク:https://lnk.to/BwVHTb
TRACKLIST
1. LOVE
2. EFFECT
3. あな
4. By my side
5. 未成年