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[緊急特集]オアシスはいま、ここに、いる
すべてを変えた登場から30年後、この兄弟がシーン最大の衝撃になる未来を誰が予想した? 時を飛翔していくメロディーを携え、ふたつの星はまた並ぶ!!
去る8月27日に発表されたオアシスの再結成。2009年8月、パリでの兄弟喧嘩を機に解散してから15年を経て、リアムとノエルのギャラガー兄弟がふたたび共にステージへと立つ。2025年の7月から英、北中米、オーストラリアでライヴを行うことが告知されており、メンバーは不明だが、それぞれのソロでのライヴで演奏しているボーンヘッド、ゲム・アーチャーあたりは参加が濃厚だと報じられている。噂レヴェルで囁かれている来日公演も絶対に実現してほしいところだが、そもそも今年は日本内外で界隈に派手な動きがあり、特別な企画も予定されていた。
まず6月にリアム・ギャラガーがオアシスのファースト・アルバム『Definitely Maybe』のリリース30周年を記念して、同作を再現するツアーを開始。リユニオン宣言直後の8月30日には、蔵出し音源を多数収録した『Definitely Maybe』30周年記念盤がリリースされた。加えて日本では、10月18日より、2日間で25万人を動員したオアシス絶頂期の伝説的なライヴ〈ネブワース〉の1日目をフルで上映する「オアシス:ライヴ・アット・ネブワース 1996.8.10」が、TOHOシネマズ日比谷ほか全国の映画館で公開される。さらに、11月1日~11月23日には、六本木ミュージアムにて、オアシスの魅力を多角的な視点で紐解くエキシビション〈リヴ・フォーエヴァー: Oasis 30周年特別展〉を開催。愛用楽器や直筆の歌詞の走り書き、初期ポスターなど貴重なアイテムを多数展示し、アートワークを再現したフォトスポットも設置される。
そして、このたびオアシスがこれまでに発表したすべての7インチ・シングルを網羅した計31枚のボックス・セット〈Complete 7inch Singles Collection Box〉が登場。10月30日に第1弾、11月13日に第2弾がリリースされる。
今回は再結成、そして7インチ・ボックスの完成を記念して、オアシスを緊急特集。全シングル31作のレヴューを中心に、改めてオアシスとギャラガー兄弟の軌跡を振り返った。これを読み、7インチを聴き、来たる最高の2025年に備えてほしい。
オアシスの作品。
左から、94年作『Definitely Maybe』 、95年作『(What’s The Story) Morning Glory?』、97年作『Be Here Now』(すべてCreation/Big Brother)、2000年作『Standing On The Shoulder Of Giants』、2002年作『Heathen Chemistry』、2005年作『Don’t Believe The Truth』、2008年作『Dig Out Your Soul』(すべてBig Brother)