ミネアポリスのネオ・ソウル系シンガーの2作目。昨年の初作『Red』ではエリカ・バドゥ風やジャズ名曲カヴァーなどで歌い手としての多彩さを披露していたが、今作は素朴なアコースティック曲や熱い男女デュエットに乗せ、ごまかしのない歌声をストレートに聴き手に届けてくれる。前作において際立っていたストークリーとの“Radio”が、生音を纏った柔らかな温かいアレンジで再収録されているのも嬉しい。