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オリジナル3作+発掘リリースされた3作で伝説を追う

裸のラリーズ 『’67-’69 STUDIO et LIVE』 The Last One Musique/Tuff Beats(1991)

最初期の音源を収録。水谷孝以外のメンバーはベースに多田孝司と中村武志、ドラムスに加藤隆史と松本務だが、2022年のリイシューの際、CD版に追加された“タバコ・ロード”は結成メンバーでの演奏を録音した貴重なテイクだ。爆音ノイズ・ロックと寂寥アシッド・フォークが混交したラリーズの原点。

 

裸のラリーズ 『MIZUTANI / Les Rallizes Dénudés』 The Last One Musique/Tuff Beats(1991)

70年9月と、73年のライヴ音源以外の5曲は、ギター2本と牧野忠央が叩く簡素なパーカッションによる弾き語り的な趣の強いアシッド・フォークで、それらはラリーズが活動休止していた70年初頭に水谷が久保田麻琴と一晩で録音したもの。水谷の本質と世界観が浮き彫りになっている一枚だ。

 

裸のラリーズ 『’77 LIVE』 The Last One Musique/Tuff Beats(1991)

77年3月12日・立川でのライヴを完全収録。ラリーズ・サウンドのパブリック・イメージを確立したファン必携の2枚組マスターピースだ。水谷以外はギターに中村武志、ベースに楢崎裕史(元 頭脳警察、後にニプリッツほか)、ドラムスに三巻敏朗。フィードバック・ノイズによる新たなロックの始まりにして到達点。

 

裸のラリーズ 『屋根裏 YaneUra Oct. ’80』 The Last One Musique/Tuff Beats(2024)

山口冨士夫が参加していた〈ダブル・ヘッズ〉期(80年夏~81年春)に行った計7回のライヴの3回目を丸々収めた人気盤。水谷宅から発見された卓アウトの音質クリアなカセットが音源の柱だ。編成は水谷、冨士夫、ベースのドロンコ(髙田清博)、ドラムスの野間幸道。2本のギターの絡み合いとドライヴ感に陶酔。

 

裸のラリーズ 『BAUS ’93』 The Last One Musique/Tuff Beats(2023)

89年からのフランス滞在を経て水谷が帰国した直後、吉祥寺バウスシアターでの5年ぶりのライヴを記録。マスター音源はADATによるデジタル・マルチトラック録音なので音質は極めてクリア。ジュリアン・コープによる特別寄稿が入っているのも嬉しい。編成は水谷、ギターに石井勝彦、ベースにドロンコ、ドラムスに三巻。

 

裸のラリーズ 『CITTA’ ’93』 The Last One Musique/Tuff Beats(2023)

バウスシアターの4日後の川崎CLUB CITTAでのライヴを全曲収録。編成は水谷、ギターの石井、ベースの高橋ヨーカイ、ドラムスの野間幸道。ADATマルチトラック音源を土台にしつつ複数の会場録音カセット音源を混ぜて、現場のリアリティーを見事に再現している。爆音の圧力で会場の扉が開いたという伝説も。