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隙あらば仕事が入る多忙な音楽家

佐橋「SNSの時代になって一個思ったことがあるんですけど、この本に出てくる先輩たちに共通項があって。それは、絵文字が多いこと(笑)」

能地「おじさんメールね(笑)」

佐橋「あれ、なんで? 今度はその辺を研究してみようかなと。……トークはこれぐらいにしないとね。で、次はいつやります(笑)?」

会場「(拍手)」

能地「(笑)。この本はピーター・ゴールウェイさんとのアルバム(『EN』)が最後の章になっていて、佐橋さんのこれまでのまとめでもあるけど始まりでもあるんですよね」

PETER GALLWAY, 佐橋佳幸 『EN』 ヴィヴィド(2025)

佐橋「2025年になってからもめちゃめちゃ仕事してますから」

能地「このCDの続編も出したいですよね」

佐橋「続編もだけど、アナログを出したいよね」

能地「なので、みなさんも見逃さないよう聴き逃さないように、今後も佐橋さんの仕事を追いかけていただければと思います。頼れるやつなので、隙あらばどんどん新しい仕事が入っちゃいますから」

佐橋「僕は、最近はしゃべるほうの仕事を優先してますので(笑)!」

能地「このあとは何がありますか?」

佐橋「来週は小坂忠さんの3回忌のイベントがビルボードライブ東京であります(7月15日に開催された〈小坂忠 Memorial “LIVE and FILM”〉)。あとは、T字路sのプロデュースですね。この前、先行シングル(『美しき人/マイ・ウェイ』)が出ました。ほかにもいろいろやっています。……ところで今日、これ(ギター)必要だった?」

能地「しゃべりすぎて弾くの忘れてた?」

会場「(笑)」

T字路s 『美しき人/マイ・ウェイ』 エピック/ソニー(2025)

 


BOOK INFORMATION

能地祐子 『佐橋佳幸の仕事1983-2025 EN』 リットーミュージック(2025)

発売日:2025年5月20日(火)
定価:2,750円(税込)

CONTENTS
・ライブ・グラフ/愛用ギター・コレクション
・佐橋佳幸物語
・佐橋佳幸の「40曲」
・対談 1 佐野元春 × 佐橋佳幸
・対談 2 ピーター・ゴールウェイ × 佐橋佳幸
・活動年表

 


PROFILE: 佐橋佳幸
1961年生まれ、東京都出身。全米トップ40に夢中だった中学時代、シンガーソングライターに憧れ、初めてギターを手にする。1983年、当時先鋭的な存在であったバンドUGUISSのメンバーとしてエピック・ソニーからデビュー。解散後はセッションギタリストとして、数えきれないほどのレコーディングセッションおよびコンサートツアーに参加。80年代後半からは作編曲・プロデュースワークと活動の幅を広げ、1994年に手がけた藤井フミヤの“TRUE LOVE”はミリオンセラーとなりそのクリエイティビティーが高く評価される。同年にはイーストウエスト・ジャパンからソロアルバムを発表、多種多様な音楽活動を展開している。山下達郎、竹内まりや、佐野元春、小田和正など日本の音楽シーンを牽引しているアーティストからの信望が厚く、様々な創作活動の局面で数多く起用されている。また小倉博和とのギターデュオ山弦として3枚のオリジナルアルバムを発表、個性的な活動も注目されている。

PROFILE: 能地祐子
1964年、東京生まれ。音楽評論家。洋楽からJ-POP、歌謡曲まで多岐にわたるジャンルの評論、紹介記事を「ミュージック・マガジン」や朝日新聞等で執筆。旧譜再発の企画・解説、ラジオ・TVなどの構成も手がける。2015年には佐橋佳幸の音楽生活32年分の仕事をコンパイルした『佐橋佳幸の仕事(1983-2015)〜Time Passes On〜』(CD 3枚組)を企画・プロデュースした。