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ナオ・オブ・ナオ

いまの5人で届けたい歴史

――そんな大変なスケジュールを乗り越えて、新録のベスト盤『NO BEAN, NO BARK』が完成しました。

アイカ「〈豆粒がいなくちゃ吠えられない〉という意味です。クロちゃんが考えたタイトルなのに、うちが逆にクロちゃんに教えたんだよ。クロちゃん、意味わかってなくて」

ハナエ「いいタイトル。カッコイイ」

レオナ「ベストっていうことで、豆柴を好きでいてくれる人も、あんまり知らなかった人も、ハナエみたいに出戻ってくれた人も、いまの豆柴の大群をこの一枚で知れると思いますし、豆柴が辿ってきた歴史も感じられる一枚になったんじゃないかなと思います」

――初出のオープニングSE“THiS iS 豆柴の大群”も含めて全13曲収録ですが、どうやって選曲したんですか?

ナオ「収録曲はメンバーで決めさせていただきました。みんなで話し合いをしたんですけどホントに難しかった。モンアイや都内某所の曲もあるし、とても入りきらなくて」

モモチ「とても足りないですね」

――持ち曲は全部でいま何曲ぐらい?

モモチ「都内某所とモンアイを入れると、もう80曲を超えてます。どの体制の曲も1つは入れたかったから、まず各体制で必須の曲を選んで、その他は〈ハナエが入ったモンアイの曲は聴きたいよね〉とか〈初期曲でレオモモの声を入れたいよね〉みたいな感じで、この5人ヴァージョンで聴きたい曲を決めていきました」

――皆さんそれぞれが特に収録したかった曲はどれでしょう?

ナオ「私は“クッキー”ですね。もともと都内某所の曲なんですけど、自分たちの声で音源化されるのはやっぱり嬉しいなと思って。この曲に限らず、ベストに収録するにあたって、アレンジもいろいろリメイクされてるんです。“クッキー”は半音上がって、ちょっとキラキラした明るい雰囲気に仕上がりました。ライヴでも先日のツアー・ファイナルから半音上げた状態の“クッキー”を実は披露していて。レオナのフェイクが追加されていたり、もともとなかった要素もアレンジされていろいろ入ってるんで、都内某所とは違う豆柴なりの“クッキー”として楽しんでほしいなって思います」

――ナオさんとアイカさんは豆柴とモンアイの曲はどれも録音済みですし。

ナオ「そうですね。だからいちばん新鮮な気持ちだったかな、“クッキー”が」

モモチ「私は“DADDY”です。豆柴からクロちゃんへの思いが入った大事な曲でもあるし、実は〈マメージングカーニバル〉の時に、歌の中の台詞を自分たちで少し変えて、自分たちで映像も作って披露したんです。その映像がまだそこでしか披露されてないので、ここで新ヴァージョンを世に出せたら映像のほうも皆さんにまた公開できるんじゃないかと思って」

アイカ「私はモンアイ時代の曲が本当に大好きで、良い歌ばっかだったから、今回は特に好きな“Walk”をハナエとも一緒に録れたのが嬉しいです。モンアイの大切な曲をまた5人で大切にできるなと思って。あと、モンアイで録った時はサビのところがカサカサしてて、ずっと後悔があったんですよ。それをまた新しく録り直せて、当時よりは良い感じで歌えたから、聴いてほしいなって思います」

アイカ・ザ・スパイ

――既存の曲もヴォーカル・トラックを使い回すんじゃなくて、録り直し?

アイカ「全部歌い直しました」

ハナエ「私は自分で作詞した“ガーデニング”ですね、完全に私利私欲(笑)で。でも、豆粒に楽曲の人気投票をした時も上位だったんですよ。それに、初期の曲はモモチとレオナの声が入った音源がなかったので、やっぱり入れたくなっちゃいますね(笑)。それで多くなったかもしれないです」

モモチ「感動しました〜。“りスタート”とか“豆柴の大群-お送りするのは人生劇場-”に自分の声が入ってて」

――レオナさんは?

レオナ「私は“サマバリ”です。豆柴のオーディションに応募した時の動画審査のために歌って踊った曲なんですよ」

ハナエ「めっちゃ覚えてる」

ナオ「黄色いパンツでね」

レオナ「そう、目立つように。それが2025年ヴァージョンになって、オーディションで踊った曲に自分の声が入って。やっぱり昔の音源を聴いてて、めっちゃステキやなと思う反面、〈ここに自分の声が入ったらいいな〉っていう願望はあったから、こうやって新しいヴァージョンで出せて、改めて〈あっ、私、豆柴の大群なんや〉って凄く思います」

――今回、初期の曲はオリジナルのサウンド・プロデュースも手掛けた松隈ケンタさんとの再録が実現したんですよね。

ナオ「はい。ありがたいことにクロちゃんが話をつけてくれて、松隈さんのディレクションでSCRAMBLESのスタジオでレコーディングさせてもらって。クロちゃんにはめちゃくちゃ感謝ですね」

アイカ「嬉しいね」

ナオ「だって、特にレオナはもともと松隈さんの楽曲が好きになってWACKのオーディションを受けたんだよね」

レオナ「そう、夢だったから。初めてお会いできて嬉しかったです」

ナオ「ツアーの福岡公演も観にきてくださって、松隈さんが」

ハナエ「うまくなったねって言ってもらって」

アイカ「嬉しかったね~」

ナオ「初期メンからしたら、どれだけ成長したかを見せなければいけない場でもあって。緊張したよね?」

アイカ「めっちゃ緊張した。だって、レコーディングもやっぱり緊張したもん」

ナオ「うん」

モモチ「でも、改めて出来上がったのを聴いてみても、3人の歌は全然違ってたから、豆粒にも新鮮に聴いてもらえる気がします」

ハナエ「そうだ、今回は曲順も自分たちで決めたんですよ」

アイカ「どうやって決めたっけね」

ナオ「最初に入れる新SEと新曲“ぱわうぇいっ!”が明るくてキャッチーなので、その後にくるのは“人生劇場”だね、みたいな。基本はリリース順なんだけど、〈“りスタート”は締めに置きたいよね〉みたいな」

ハナエ「“大丈夫サンライズ”と“りスタート”は繋げて聴いてほしいとか」

ナオ「“MUST GO”からの“Walk”も」

モモチ「“ガーデニング”〜“DADDY”〜“クッキー”とかの流れもきれいだよね。セトリみたいに考えて作ったね」

ナオ「グラデーションは意識しましたね。このままライヴしても遜色ないぐらいの並び」

モモチ「だし、みんなにこの曲順で聴いてほしい、ぜひ」

――このなかで“トラスト”は開けていくような感じでいいんですけど、ちょっと意外な選曲ではありました。

ハナエ「そうですよね。確かにリード曲とかでもない。何で入れたっけね」

モモチ「いまの体制になって披露する回数が増えてるんですよね。明るい曲で、いまの私たちも明るいから、いまの豆柴のマインドに近いのかもしれない(笑)」

ナオ「確かに。それ以外がけっこうしっとり系が多いから、明るい曲で、ライヴでやってる曲で、5人で録りたい曲、ってなったら“トラスト”になったのかな」

――一方で、クロちゃんセレクトの配信限定ベストもリリースされるんですよね。

モモチ「そっちは全部クロちゃんの作詞曲になっています(笑)」

ハナエ「これこそ私利私欲(笑)」

ナオ「はい。それをうちらは知ってる状態で、こっちの選曲をしていたので」

ハナエ「〈クロちゃんはこれ選ぶだろうな〉っていうのも考えながら。“ドンクサハッピー”もあるし」

――ほとんど選曲がかぶってないのもおもしろいですが、まだまだ良い曲はありますからね。

ナオ「ホントは豆柴らしさみたいなものって、たぶんこれ以外にもたくさんあるんですよね。だから、これをきっかけに豆柴の大群のいろんな曲を聴いてほしいなと思います」