柏発の4人組がなんと8年ぶりになる3作目を完成。〈踊れるハードコア〉の異名を取る彼らだが、今作も絶叫ヴォーカル、キレキレのリズム、変拍子を盛り込んだ展開など、糸が切れた凧のように自由に暴れ回る変態サウンドは健在。その一方で、歌メロやコーラスは磨き抜かれ、キャッチーな魅力も倍増している。平均1分台の曲が並ぶが、1曲1曲が小宇宙を形成しているような濃厚な聴き応えでシビれる。